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禁煙できる?キャッチコピー

オーストラリアは良くも悪くも「easy-going」な国です。

先週末の金曜日、

帰宅が遅くなって(つっても夜10時ごろ)、バスを待っていると、

煙草を吹かしながら騒ぐ10代後半くらいの女の子4人組がやってきたんですね。

少しアルコールも入っているようなテンションで、

Fワード連発ではしゃいでいます。

バスは日本のように頻繁に来ませんし、時刻表通りに来ないこともしばしば。

彼女たちは「え~、だりぃ~、歩いて行こうかぁ」なんてことをしゃべってるんですね。

そこにちょうどバスが来たものだから、乗り込むわけなんですが、

乗り込むなり運転手さんに向かって何を言うのかと思ったら、

さっきまでの態度とは一転した猫なで声で

「ねー、私たちお金がないのぉ」

と言う。

—-おい!だったら最初から歩いて行けよ!

って思うじゃないですか。

そしたら、運転手のおじさん、困り顔をしながらも、

「しょうがねーな、乗ってけ」

みたいなことを言うわけです。

女子たち、「ふぅー!ふぅー!」なんて言いながらバスの後ろで騒いでる。

—-ちょっとぉ、おじさん、女の子だからって甘いんじゃないのー。

「オーストラリアって、そういうとこゆるいんだよなぁ」なんて、

ちょいと憤然ぎみで帰って、今朝ですよ。

 

バスに乗る時は、

Go Card
(日本で言うSUIKAのようなもの)

 

を機械にピッ!ってやるんですが

 

ブブーーー!

 

げげっ、チャージが切れてる!
いやいや、全然、慌てないっす(余裕)。
お金をその場で払えばリチャージできるんだから。

 

げげっ、財布に現金が1ドルしかない!(NO 余裕!)
う~、ATMって、この近所にあったっけ!?  (確か思いっきり逆方向)

 

次のバスは何時だ? (きっと20分後)

 

完全に遅刻っす、俺!

 

と、その時、運転手のおじさん、

 

「まぁ、乗ってけよ」
オーストラリアって良くも悪くも「easy-going」なんです。


 

禁煙できる?キャッチコピー

 


 

バス停の広告に、こんなのがあるんです。

キャッチコピーには「$16 a pack isn’t all smokers cough up.」とあります。

 

広告や新聞の見出しを”適切に”翻訳するのは、難しいです。

 

直訳すれば、

 

1箱16ドル(のタバコ)がすべての喫煙者の咳ではない

 

でしょうか。

 

よく分からないですよね?

 

僕がキャッチコピーとして、日本語にするとしたら、

 

たかが16ドルの煙草のために命を捨てるな

 

にしますね。

 

全然、ちがうじゃないか!

 

って怒らないでください。

 

そもそも、日本語と英語というのは、英語とスペイン語のような親戚関係ではなく、まったくの赤の他人なんですね。

 

だから、翻訳はそのまま訳せばいいというものでもなく、より、被翻訳言語の文化に合わせた翻訳をするべきです。

 

でも、ちゃんとその意味合いは含んでいるつもりです。

 

一番に違うと感じたのは「命を捨てるな」としたところでしょう。

 

実はサブコピーには、「喀血は、肺癌における最初の兆候である可能性があります」

 

とあるんですね。

 

キャッチコピー上の「Cough up」というのは、

 

実は単なる咳を表しているのではなく、写真の通り、喀血を意味しています。

 

すべての喀血は「16ドルではない」と言っているのです。

 

つまり、1箱16ドルの煙草を吸い続けることによって、あなたは喀血になり、それは肺癌の初期症状なんです。

 

ということを意味しているのです。

 

そして、もっと重要なのは、「煙草を止めさせたい」という広告の本来の目的に合う言葉を選んでいるかどうかです。

 

「命を捨てるな」としたのは、「喫煙は自殺行為である」という強烈なメッセージです。

 

そういうところに、翻訳の本質があると僕は思っています。

 

ちなみに、以下のCMを見てもらえれば、よりその意図が鮮明になると思います。

 

 

海外の禁煙のCMは日本と違って、鮮烈です。政府が広告料を払って訴えてきます。

 

その政府が煙草をやめないと酷いことになるぞ、それでもいいのか?というメッセージを直接的に訴えてきます。

 

日本では、「喫煙者にもマナーを」なんてCMをよく見かけますが、

 

本当に煙草を止めさせたいのかどうなのか、正直、分かりづらいですね。

 

日本の禁煙のCMは、「ゆるいんだよなぁ」。

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