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乙武洋匡氏のコラムに異議を申し立てる - 済美・安楽投手の完全燃焼の何が悪いのか?

koshien2

ここんとこめっちゃ忙しいんですが、

どうしても納得いかないので、ブログまで書いてしまった次第です(仕事しろよオラ!)。

あ、いつものブログとはまったく関係ない雑記ですので、

リピーターの方はすっとばかしてもらって結構です、はい。

 

ヤフーJapanのトピックスに

高校野球で1人のエースに連投させる起用法をどう思う?

 

というのがあり、そのページに、乙武洋匡氏のコラムがリンクされているのですが、

ちょっと、これは出鱈目だろ!と感じざるを得ない内容だったんですね。

乙武氏の記事の詳細はリンクを読んでいただくとして、

彼の主張の一部を拝借すると、

[quote style=”2″]高校野球とは本来、部活動であり、教育活動の一環である。それが、あまりに「興業」としてのウマ味が大きいために、「球数制限」などあって然るべき対策がいつまでも講じられずにいるのだ。[/quote]

とある。

しかしですね、

 

高校野球が興行的になっているというのは、

ややもすればそうかもしれないが、

球数制限こそ、「プロ」としての興行活動を前提にされた対策にすぎないということです。

 

さらに言えばですよ、

 

教育の一環と断定しているが、

 

高校野球という部活動が教育活動の一環であればあるほど、

全国大会という晴れ舞台で、

それこそ一生に一度あるかないか

体験できないという、その晴れ舞台で、

その瞬間瞬間を完全燃焼するということを経験することの方が、

よっぽど教育的です。

 

 

決勝の浦和学院戦を見た人なら分かるかと思いますが、

済美・安楽投手は5回に浦和打線に捕まるわけですが、

それはことごとく、直球を痛打されているわけなんですね。

安楽投手は、最速150キロの直球はもとより、

縦・横2種類のスライダーも武器にできる投手です。

 

変化球を多用して、逃げの投球もできたはずです。

それでも安楽投手は直球で真っ向勝負をしたのです。

 

疲労はMAXに達していたので、

浦和打線に痛打された直球は、ほぼどれも130キロ台でした。

 

安楽投手は、

済美バッテリーは、

それでも直球で勝負し続けたわけです。

 

興行的にはもっとも重要な決勝戦で、です。

球数制限なんかあったら、

安楽くんは決勝のマウンドに立っていませんよ。

 

乙武氏の主張は「未来のある高校生の身体を守る」みたいに一見聞こえはいいが、

 

それこそが、安楽投手がプロに行って活躍できるほどの

 

超高校級の逸材

 

だからであり、

それはつまり、プロ野球(=興行)目線です。

 

安楽くんは超高校級投手の前に、1人の高校生です。

安楽くんがもし、プロ野球には興味がなく、

高校で野球を全うしたいと考えていたら、まったく問題のない話です。

 

そこを、乙武氏は踏まえていないと思います。

 

 

元スポーツライターであり、現在は教育現場でも活躍されている彼が

そういうことを踏まえずに、

アメリカでは1ヶ月に200球も投げさせないとか、

マスコミが美談を煽っているとか

本質的ではないことに言及しているところにも、

まったく納得いかないわけです。

 

 

日ごろの練習で培った成果を出すための「大会」です。

そこで完全燃焼を目指して何がいけないのか?

 

高校野球は勝利至上主義とか、プロ野球への前哨とする見方がありますが、

高校球児たちは、その他の部活動の部員と別に変わりないのですから、

シンプルに、

  • 自分の限界まで挑戦してみる
  • できるところまでやりぬく
  • 自分を信じて貫く

ということで、まったく問題ないと思うんですね。

 

昔、伏見工業高校ラグビー部総監督の山口先生にインタビューした時に、

「教育とは何ですか」と漠然とした質問をしたことがあります。

山口先生は、こう答えてくれました(もちろん泣いてましたけど!)。

 

教育とはね、思い出です。

 

 

教師はいい思い出を作ってあげることが大事だと。

 

この選抜で、満身創痍の中、浦和学院に打たれても打たれても、

真っ向勝負した安楽投手、

本当にいい思い出ができたと思います。

きっと、人間的にも成長したと思います。

 

それを「選手生命の危機」だとかって煽って、

ギャーコラ、ギャーコラ叫ぶのは、

アメリカの報道機関らしい左翼的商売方法だと思います。

それに同調してしまった乙武氏の記事にも異議を申し立てたいです。

※影響のある彼の記事だからこそ、です。乙武さんの記事は本当に良いものが多いですが、これだけは納得できないのです。

 

僕も高校球児でした。

野球部時代にいろいろな経験をして、本当に部活動をやって良かったと思います。

球数制限というのは、そんな体験や貴重な経験への意欲、挑戦、夢をも「制限」してしまうものだと思います。

 

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