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堺市長選挙は橋下陣営が負けて、堺市は横浜市のような財政難に?

 

仁徳天皇陵

堺市で全国の人が知っているものといえば、ザビエルとこれくらいか?

大阪の人以外は、ほとんど興味を持たれていないであろう、

堺市長選挙。

9月29日が投票日となっています。

 

なんてたって、私、堺市の出身ですから、非常に興味のあるところです。

(現在はオーストラリア在住なので、投票できない可能性が高いですが)

 

しかし、全国的にはマイナーなこの堺市長選挙、

日本維新の会としては、

国政政党としての存在感を再度見せられるかどうかの分かれ目ともなる選挙とあって、

戦々恐々としているようです。

しかし、残念ながら、下馬評では、現職の竹山修身市長が優勢です。

 


 

堺市長選挙は橋下陣営が負けて、堺市は横浜市のような財政難に?

 


 

橋下ウォッチャーを自認している僕から言わせると、

今回の選挙に負けると、

日本(大阪)維新の会は、かなり失速することになると思います。

同時に、大阪都構想もかなりの後退になるでしょう。

 

そして、今回の堺市長選挙、あまり維新の会(西林候補者)が勝てる要因はなさそうです。

 

今回の選挙は、大阪都構想への是非が争点となっており、

竹山市長の主張は、「大阪都構想は堺を潰す」なのですが、

竹山氏の主張も正直、分かりにくいですね。

 

彼に代わって代弁すれば、堺市は大阪都の一部にならなくとも、

政令指定都市のままで、十分に発展できる

ということです。彼が言いたいのはね。

 

堺市は、県庁所在地ではない政令指定都市の中では2番目に大きい都市です。

また、地方財政健全化法に照らし合わせてみても、

堺市は、高い自治権を有する政令指定都市の中でも、

かなり財政が堅調な都市ということになります。

 

この辺りを竹山市長は押すべきなのですが、うまく市民に伝わっていません。

 

一方、橋下氏は、大阪都構想に堺市を組み込むことで、堺市がどう再編されるのか、

また、どういうメリットが堺市民にあるのかをどう伝えているかといえば、

「市長選に勝ったら議論をはじめるんです。最終的には、住民投票を行なうのだから問題ないでしょ」という。

いやいや、今、具体的な中身を言えよと誰もが思ったはずです。

 

これでは、堺市民の支持を得るのは正直難しいでしょう。

だから、維新の会は、ポピュリズム的な煽動で選挙戦を戦うしかなかったわけです。

 

 

そのため、竹山氏の方がどうやら無難に見えるので、

維新の会は負け戦の様相が濃くなってきたというわけです。

 

しかし、仮に橋下陣営が負けた場合、将来、どうなるかと言えば、

大阪府民における大阪都構想の賛成は55%近くあり、

大阪都構想が国会審議を通過した場合、

堺市は政令都市のまま、大阪都には組み込まれません。

 

そうなると、財政は現在のところ堅調ではあるが、

人口流出問題や地価下落の問題を抱えている堺市の住民が、

商業圏、住宅圏ともに地価が回復傾向にある

隣の大阪都に流れ込み、

次第に税収が減り、財政難となることも予想に難くないでしょう。

 

つまり、竹山氏は、正面切って将来の市政ビジョンを語らないといけないのに、

大阪都構想批判を続けているだけなのです。

 

これは、前大阪市長の平松さんと同じで、

実際は行政上、なんのてこ入れもしていないために、

語るべき内容がない、という証でしょう。

 

こうなってくると、堺市はビジョンがないまま、大阪都というビジョンに押されてしまい、

焦って、中田宏元横浜市長のような性急な改革を推し進めてしまうのではないかということが予想されます。

(当の中田氏が現在は日本維新の会に所属しているというのは皮肉なことですが)

 

要するに、今回の市長選挙に竹山氏が勝てば、おそらく先行き数年は

大きな問題はないものの、残念ながらいい要素もない。

 

維新の会・西林候補が勝てば、どうなるかは分からないが、大阪都構想という

行政的な博打には参入できる、という具合でしょう。

 

ただ、大阪都が実現するだけで、大阪への期待値は上がるわけで、

これはアベノミクスのようなものです。

実体がどうあれ、景気は「気」が重要なのだということです。

 

なので、長期的に見れば、西林候補が勝つ方が良い方向にいくのではないかと思われます。

大阪都は実現すれば、梅北開発を中心にかなり躍進するのではないかと見られています。

 

2020年の東京オリンピックが開催されるころには、

大阪も東京とそん色ないほどの都市開発が進んでいる必要があるでしょう。

 

そんな中、現在行なわれている、橋下VS竹山の舌戦は、なんかちっぽけなことのように思えます。

いずれにしても、橋下氏には大阪府知事時代のような、身銭を切ってでも改革を断行するという

当時の政治手法を思い出してもらいたいものです。