Facebookに投稿するベストのタイミングは?

世界で13億1,700万人のユーザーを誇り、今やビジネスシーンでも大活躍のFacebook。

企業や店舗などのFacebookページを運営されている方も多いことと思いますが、

「フォロワーが増えない」「『いいね!』されない」など、その活用はなかなか難しいという声も多く聞かれます。

そんな中、Facebookは9月にニュース・フィードのアルゴリズムをアップデートしました。

これによって、「トレンドを意識した投稿」や「『いいね!』や『シェア』されたタイミング」によって表示順位が変わり、

「よりタイムリーな投稿」

が上位に表示されるようになりました。

◆何曜日に投稿するのが一番いいのか

そこで、考えたいのは「いつ投稿すれば一番効果が出るのか」ということです。

せっかく投稿するのですから、

なるべく多くの人がFacebookを利用している時間帯に投稿したいものです。

そこで、「ベストな投稿のタイミング」について研究したのが米国のアプリケーション開発会社「アドビ」です。

 

アドビ社が2014年第1四半期において300の企業・ブランドが投稿した2,260億もの投稿を曜日別に調べたところ、

 

「投稿を見た数」を表す「インプレッション」およびシェアやコメントされた率を表す「エンゲージメント」の両方において、

 

「金曜日」が最も高いことが判明しました。

 

ベストタイミングの議論には“木曜日説”や”土曜日説”もありますが、

アドビ社のデータが最も多くの数値から図っていることから、

ほかのデーターよりも信憑性があると言えるでしょう。

 

また、アドビ社では、金曜日の午後以降がベストだとしています。

これは、多くの社会人にとっては、金曜日の午後から週末気分が始まり、

ソーシャルメディアを利用しやすい傾向にあるからだと分析しています。

このことから、重要な投稿は金曜日の17時から23時くらいまでがベストと言えます。

◆これからは「動画」がキーになる

次に、どんな投稿が好まれるのでしょうか?

アドビ社の調査では、

エンゲージメント率の最も高いコンテンツは画像で、順に動画、リンク、テキストの順となっています。

ただし、注目すべきは「動画」で、動画の投稿はエンゲージメント率において昨年比25パーセントアップと、

最も注目すべきコンテンツだと結論付けられています。

普段からFacebookをお使いの方はお気づきかと思いますが、

昨年末ごろから、動画の自動再生が実装されました。

これ以降、動画再生の割合が大幅にアップしています。

今年8月ごろに世界中で話題となった「アイス・バケツ・チャレンジ」など、

動画による投稿の人気が高まっていることは言うまでもありません。

 

また、Facebookの次にユーザー数の多いソーシャルメディアが

「YouTube」(約10億人)というのも見逃せないポイントです。

これらをまとめると、

 

「金曜日の17時以降に現在トレンドとなっているネタについて動画で投稿する」

 

というのがベストな投稿と言えます。

 

もちろん業種によって投稿する内容はさまざまですが、

何も考えずに投稿するのと戦略的に投稿するのとでは、

その効果は半年後、1年後でかなり変わります。

 

ソーシャル・メディアはビジネスでも大きな宣伝効果を生みますから、

ぜひ参考にして実践してみてください。