植草貞夫さんの名調子が今でも鮮明に蘇る季節です。
青い空、白い雲―――。
NHK総合と教育テレビを切り替えてた、あの頃の夏休みを思い出します。
第93回全国高校野球選手権大会の全49代表が揃いました。
朝日新聞の速報でしか見ていないですが、
大阪代表の東大阪大柏原高校と大阪桐蔭高校の決勝戦は、
まさに高校野球らしい劇的なゲームでした。
僕もなんちゃって高校球児でしたから、この時期はいつも胸が躍ります。
日本の夏のイベントで好きなモノは?
と聞かれれば真っ先に高校野球と答えます。
トータルテンボスの藤田さんに劣らずの高校野球ヲタクを自負していますから、僕。
なにせ、小学校の時の夏休みの自由研究で、
夏の甲子園大会の全試合を記録して、
試合ごとの寸評をまとめて提出したら、
「なんだ、これは!!!」
と先生に大目玉を食らったことがあるくらいですから、はい。
気の早い僕の優勝候補の予想としては、
帝京、日大三高、智弁和歌山、九国大付、横浜の順かなと思っています。
でも公立高校を応援しちゃうぞ派なので、
古川工業(宮城)、唐津商業、習志野高校に頑張ってほしいなと思っています。
あー、甲子園に行きたい!
甲子園に行くなら、絶対にアルプス・スタンドがオススメです。
試合後に応援団と混じって、団体出口から出ると、
甲子園の土を靴底に付着させて持って帰ることができるチャンスがありますから!
(本来は球児のように持って帰ってはいけませんが、スニーカーの底に付くだけでも涙もの ← 完全にオタク)
若い人をどう育てるか
高校野球も含めて高校スポーツというのは、
指導者の力量というのが非常に大きく影響します。
有名な監督が指揮を執ったその年に全国大会出場、というケースも多々ありますよね。
先日、引退した常総学院の木内幸男監督。
僕も大好きな監督の1人です。
過去のインタビューではこんなことを言ってるんですね。
「(甲子園は)大変いい教育の場でして、みんなここで優等生になってくれる。いい球場を用意してくれてありがとうございます」
(2003年の優勝インタビュー)
「僕は諦めてましたよ。でも生徒があきらめなかった。甲子園で2つくらい試合やると、見違えるようなチームになるので、そこに期待してください」
(2008年の茨城県大会決勝。延長サヨナラ勝ちで)
「どうせバントなのは分かってた。石田(投手)を変えたのは、彼を冷静にするため。また出したら彼はニコニコしてましたよ。してやったり」
(1984年、桑田・清原を擁するPL学園を公立の取手二高が破っての初優勝した時の選手起用について)
これら木内監督の言葉は、仕事でも応用できることがたくさんあると思っているんですね。
木内監督の語録はさまざまありますが、まとめると、以下のようなことが言えます。
- 活躍の場を与える
- 責任を持たせる
- 性格を熟知して起用する
主にこの3つのことを実行すると、若い人たちはすごく伸びます。
僕も過去の仕事柄、10代や20代前半の若い人たちと出会う機会が多かったのですが、
上記の3つのことを行うだけでも、ホントに彼らは見違えるようになるんですね。
仕事では、とかく経験のある上司の意向が最優先されます。
それに、社会人というと大人として出来上がっていることが前提みたいにされますが、
僕は26歳くらいまでは、指導者と呼ばれるような人は必要じゃないかなと思います。
もし、若い人の育成で悩んでいる管理職や経営者さんがいたら、
ぜひ上記の3つを試してください。
きっと、彼らの目の輝きが変わってきますから!
38歳の僕でも時には指導されたいと思うこともありますがね。
最後に、
幼いころからの憧れだった、元箕島高校野球部監督・尾藤公さんへ、心よりご冥福をお祈りいたします。
尾藤監督は、野球だけじゃだめだ、高校生なんだから恋をしたっていいんだという指導を行っていた
当時のスポ根時代の野球部の監督では希有な存在でした。
尾藤スマイル、いつまでも高校野球ファンの記憶に残っていくことと思います。
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