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【概 要】

「副業ブログ、また更新が止まってしまった……」——正直に告白すると、私はこれを過去に3回繰り返しています。

ネタは思いついても管理する場所がなく、頭の中と適当なメモ帳に散らばったまま忘れ去られる。気づけば1ヶ月更新が止まっている。この悪循環を断ち切れたのは、Notionでブログ管理用のデータベースを作り、そこにAIを組み合わせてからでした。

この記事では、元ニュースメディア編集長として編集部のタスク管理に携わり、現在はmideax.comでAIアフィリエイトを実証実験している筆者が、3回の挫折を経て今も続いているNotion×AI管理術を、失敗談込みで正直に公開します。


目次

  1. 目次
  2. なぜ副業ブログは挫折しやすいのか
  3. 私が作ったNotionデータベースの設計
  4. AIをNotion運用に組み込む3つの使い方
  5. 週次ルーティン:私が実際にやっているスケジュール
  6. スキマ時間の活用術:通勤・待ち時間でできること
  7. 私の失敗談:3回挫折した理由とその共通点
  8. Notion有料プランは必要か?実際に使ってみた結論
  9. まとめ:続ける仕組みがあれば才能は要らない
  10. FAQ


1. なぜ副業ブログは挫折しやすいのか

「本業がある」からこそ管理が命綱になる

副業ブログの挫折理由でよく挙げられるのが「時間がない」「ネタが尽きた」ですが、私が3回挫折した経験から言うと、根本原因は別のところにありました。「今どこまで進んでいて、次に何をすべきかが分からなくなる」ことです。

本業がある以上、ブログに毎日まとまった時間を取れるわけではありません。数日〜1週間空くことも当たり前です。その間に「あの記事のどこまで書いたっけ」「次に書くネタは何だっけ」という状態になると、再開するための心理的ハードルが一気に上がります。

管理場所が分散すると挫折率が上がる

私の1〜2回目の挫折では、ネタ出しはメモアプリ、記事構成はGoogleドキュメント、進捗はExcelというように管理場所がバラバラでした。結果、「どこに何を書いたか思い出す」だけで時間を使い、肝心の執筆にたどり着く前に疲れてしまうという本末転倒な状態になっていました。


2. 私が作ったNotionデータベースの設計

1つのデータベースに全部集約する

3回目の挫折を経て設計し直したのが、「記事管理データベース」を1つだけ作り、そこに全ての情報を集約するというシンプルな方針です。具体的には以下のプロパティを設定しています。

プロパティ名 種類 用途
タイトル案 テキスト 記事の仮タイトル
ステータス セレクト ネタ出し/構成中/執筆中/校正中/投稿済み
優先度 セレクト ★〜★★★
狙いキーワード テキスト SEOで狙うキーワード
ASP・商材 マルチセレクト 絡める商材(A8.net案件など)
公開予定週 日付 ざっくりの目安
メモ テキスト 思いついたネタの断片

このデータベースが、まさにこの記事シリーズを管理している「記事ネタリスト」の元になっています。ステータスをビューでフィルタすれば、「未投稿」だけを一覧で見られるため、次に何をすべきか迷う時間がゼロになりました。

ビューを分けて「今やること」だけを見えるようにする

Notionはデータベースに対して複数の「ビュー」を作れます。私は次の3つのビューを使い分けています。

  • カンバンビュー:ステータス別に記事を並べ、進捗を視覚化
  • カレンダービュー:公開予定週に沿って埋まり具合を確認
  • 未投稿フィルタビュー:ステータスが「投稿済み」以外だけを抽出

「今日は何をすればいいか」を考える時間そのものが、挫折の入口になっていたと今なら分かります。ビューを整えることで、考える前に手が動く状態を作れました。


3. AIをNotion運用に組み込む3つの使い方

使い方①:ネタ出しをAIとの壁打ちで行う

ネタが尽きたと感じたら、ChatGPTかClaudeに「このジャンルでまだ書いていないテーマを提案して」と聞きます。出てきた案をその場でNotionのデータベースに新規行として追加する——この一連の流れをワンセットにしています。

使い方②:記事構成のたたき台をAIに作らせる

「ステータス:ネタ出し」の記事を「構成中」に進める際、タイトル案と概要をAIに渡して、見出し構成のたたき台を作らせます。できあがった構成はNotionのページ本文にそのまま貼り付け、ステータスを「執筆中」に変更します。

使い方③:週次の振り返りをAIに手伝わせる

週末に、その週のステータス変化(何本進んだか、何が滞っているか)をNotionから見て、ChatGPTに「今週の進捗を踏まえて来週の優先順位を提案して」と聞きます。自分だけで振り返ると「できなかったこと」ばかり目についてしまいますが、AIに一度客観的に整理させることで、必要以上に落ち込まずに済むという副次的な効果もありました。






4. 週次ルーティン:私が実際にやっているスケジュール

本業がある中で、私が実際に回している週次ルーティンです。

  • 月曜(10分):Notionを開き、今週の「未投稿フィルタビュー」を確認して優先順位を決める
  • 火・木(各30分):優先度の高い記事を1本ずつ執筆・校正
  • 土曜(20分):AIとのネタ出し壁打ち。新しい行をデータベースに追加
  • 日曜(10分):週次振り返り。ステータスの棚卸しと来週の優先順位決め

合計しても週2時間半程度です。「まとまった時間を確保する」のではなく「決まった時間に決まった作業だけをやる」ようにしてから、続けやすさが劇的に変わりました。


5. スキマ時間の活用術:通勤・待ち時間でできること

まとまった時間が取れない副業勢にとって、スキマ時間の使い方は死活問題です。私が実際にやっているのは次のようなことです。

  • 通勤中:スマホのNotionアプリでネタのメモだけ追加する(執筆はしない)
  • 昼休み:ChatGPTアプリで前日書いた文章のブラッシュアップを依頼
  • 待ち時間:Notionの「未投稿フィルタビュー」を眺めて、次に書く記事の当たりをつけておく

ポイントは、スキマ時間には「執筆」をやらせないことです。スマホで長文を打つのはストレスが大きく、続かない原因になります。スキマ時間は「次にやることの仕込み」に徹し、執筆はまとまった時間が取れるときに集中してやる——この役割分担が私には合っていました。


6. 私の失敗談:3回挫折した理由とその共通点

正直に、過去3回の挫折の内訳を書きます。

1回目:ネタをスマホのメモアプリだけで管理していた結果、どのネタをどこまで書いたか分からなくなり、同じテーマで下書きを2つ作ってしまうという事態が発生。「もう何が何だか分からない」となって更新が止まりました。

2回目:Excelで管理を試みたものの、PCを開かないと更新できず、スキマ時間に触れないため結局放置。1ヶ月気づいたら真っ白なシートだけが残っていました。

3回目:気合を入れて1日で5記事分のネタを構成まで作り込んだものの、燃え尽きて翌週から一切触らなくなりました。「一気にやる」は継続できなくする、というのがこのときの学びです。

3回とも共通していたのは、「管理場所がスマホ・PCどちらか一方に偏っていた」ことと「一気にやろうとしたこと」でした。Notionはスマホ・PC・ブラウザで同じデータベースを見られるため、この2つの問題を同時に解決してくれました。


7. Notion有料プランは必要か?実際に使ってみた結論

Notionには無料のFreeプランと、有料のPlusプラン(月額1,650円、2026年時点の価格。変動する可能性があるため公式サイトでの確認をおすすめします)があります。

副業ブログの管理だけであれば、Freeプランで十分というのが私の結論です。データベース機能・ビューの切り替え・複数デバイスでの同期は無料プランでも問題なく使えます。

Plusプランへの移行を検討していいのは、次のようなケースです。

  • 記事のファイルアップロード容量が無料プランの上限に達している
  • 複数人(例えば外注ライターやパートナー)と共同編集したい
  • カスタムフォームなど高度な機能を使いたい

私自身、記事数が増えて画像添付が増えてきたタイミングでPlusプランに切り替えましたが、最初からPlusプランを契約する必要はまったくありません。まずはFreeプランで運用の型を作ってから検討してください。


8. まとめ:続ける仕組みがあれば才能は要らない

3回挫折した私が言うのもおかしな話ですが、副業ブログが続かないのは才能や根性の問題ではなく、単純に「管理の仕組み」がなかっただけでした。

  • ネタ・構成・進捗を1つのデータベースに集約する
  • ビューを分けて「今やること」だけが見える状態を作る
  • AIをネタ出し・構成たたき台・週次振り返りに組み込む
  • スキマ時間には「仕込み」だけをやらせ、執筆はまとめてやる

Notion Plus・Claude Pro・ChatGPT Plusといったツールは、正しく組み合わせれば「それほど頑張らなくても続けられる仕組み」を作ってくれます。AIツール・SaaS系の商材はA8.netやもしもアフィリエイトでも取り扱いがあるため、自分が実際に使って良かったツールがあれば、ASPで紹介プログラムの有無を確認しておくことをおすすめします。

副業ブログが続かないと悩んでいる方は、まずNotionの無料プランで記事管理データベースを1つ作るところから始めてみてください。


FAQ

Q. NotionとGoogleスプレッドシートは何が違いますか?

A. スプレッドシートは表計算が得意ですが、Notionはデータベース内に本文・画像・コメントなどをページとして持てる点が異なります。記事の構成メモや下書きまで同じ場所にまとめて管理したい場合はNotionの方が向いています。

Q. Notionの操作が難しそうで不安です。

A. データベースの作成自体はテンプレートを複製すれば数分で終わります。私も最初はプロパティの設定で戸惑いましたが、1つのデータベースをブログ管理専用に育てていくだけなので、複雑な機能を最初から使いこなす必要はありません。

Q. AIへのネタ出し依頼はどんなプロンプトを使っていますか?

A. 「[ジャンル]について、まだ書かれていない切り口のブログ記事テーマを10個提案してください。読者の悩みが具体的に想像できるものを優先してください」というシンプルな指示で十分な案が出てきます。

Q. 週次ルーティンを崩してしまった場合はどうすればいいですか?

A. 1週飛ばしてしまっても、Notionのビューを開けば「どこまで進んでいたか」が一目で分かるため、再開のハードルが低いのがNotion管理のメリットです。私も月1回くらいはルーティンが崩れますが、翌週のビューを見直すだけで復帰できています。

Q. Notion以外にも同じような管理ツールはありますか?

A. Trello、Airtableなどでも似た運用は可能です。ただし、記事本文や構成メモまで同じ場所にまとめられる点で、私はNotionが副業ブログ管理には最も向いていると感じています。

【概 要】

「提案書を書く時間がなくて、案件に応募できない」——フリーランスなら一度は経験したことがある悩みではないでしょうか。クラウドソーシングや直接営業で案件を獲得する際、応募ごとに提案書(プロポーザル)を書く必要があります。1件あたり30分から1時間。本業の作業時間を削って書いているのに、採用されるのは数件に1件……これでは時間がいくらあっても足りません。

この記事では、知人のフリーランスWebデザイナー・佐藤さん(仮名)が、AIで提案書作成を自動化したことで応募できる案件数が増え、結果的に受注件数がほぼ倍になったという事例を、実際に使ったプロンプトとワークフローとともに紹介します。

もちろん「AIに丸投げすれば誰でも案件が倍になる」という魔法の話ではありません。何を仕組み化し、何を人間が最後にチェックするか——その線引きが結果を分けます。失敗した点も含めて、正直にお伝えします。


目次

  1. フリーランスを苦しめる「提案書地獄」
  2. AI提案書自動化の全体ワークフロー
  3. 実際に使ったプロンプト:案件分析編
  4. 実際に使ったプロンプト:提案書生成編
  5. Notionで「提案テンプレート」を資産化する
  6. Before/After:応募数・受注数はどう変わったか
  7. やってみてわかった注意点・失敗談
  8. まとめ:自動化すべきは「文章」ではなく「思考の型」
  9. FAQ


1. フリーランスを苦しめる「提案書地獄」

案件1件につき30分〜1時間が消える

クラウドワークスやランサーズ、あるいは企業への直接営業。フリーランスとして案件を獲得する手段はいくつもありますが、どの手段にも共通するのが「提案書(応募文)」の作成です。

佐藤さんの場合、Webデザイナーとして月に20〜30件の案件に応募していました。1件あたりの提案書作成に平均40分かかっていたとすると、月に13〜20時間が「提案書を書くだけ」に消えていたことになります。これは本来、デザイン作業や新規顧客対応に使えるはずの時間です。

「コピペ提案文」では通らない時代に

一方で、テンプレートをそのままコピペして送るような提案文は、発注者側にもすぐに見抜かれます。「この人、内容ちゃんと読んでないな」と思われた瞬間に、選考から外れます。

つまりフリーランスは、

  • 件数をこなしたい(応募数を増やして母数を確保したい)
  • でも1件ごとに個別対応したい(テンプレ感を出したくない)

という、一見矛盾する2つの要求を同時に満たす必要があります。この矛盾を解消する手段として、AIによる提案書自動化が機能します。


2. AI提案書自動化の全体ワークフロー

佐藤さんが実際に組んだワークフローは、次の4ステップです。

① 案件情報をコピー



② AIに「案件分析」をさせる(Claude)



③ AIに「提案書ドラフト」を作らせる(Claude/ChatGPT)



④ 人間が最終チェック・固有名詞の確認・送信

ポイントは、「分析」と「文章生成」を別のステップに分けていることです。1回のプロンプトでいきなり提案文を作らせると、案件の本質を外した「それっぽい文章」になりがちです。先に案件を分析させてから、その分析結果をもとに文章を作らせることで、提案の精度が大きく変わりました。

それぞれのステップで実際に使ったプロンプトを、次の章から紹介します。


3. 実際に使ったプロンプト:案件分析編

ステップ②:案件情報をAIに分析させる

まず、案件の募集文をそのままClaudeに貼り付け、次のプロンプトで分析させます。

あなたは受注実績の多いフリーランスWebデザイナーのアドバイザーです。 以下の案件募集文を分析し、次の4点を整理してください。

【案件募集文】 (ここに募集文を貼り付け)

・発注者が本当に解決したい課題は何か(募集文に明示されていない部分も推測)

・この案件で評価されやすいポイント(スキル・経験・実績のうちどれを重視しているか)

・競合する応募者が書きそうな「ありがちな提案」の例

・その「ありがちな提案」との差別化ポイント

このプロンプトを使うと、募集文の表面だけでなく「発注者が本当に困っていること」が見えてきます。たとえば「ECサイトのデザイン改善」という募集でも、分析させると「実は売上が落ちていて、デザインよりCVR改善を求めている」といった裏側の課題が浮かび上がることがあります。

ここで得られた分析結果は、次の提案書生成ステップにそのまま渡します。


4. 実際に使ったプロンプト:提案書生成編

ステップ③:分析結果をもとに提案書を作る

ステップ②で得た分析結果と、自分のプロフィール情報をClaudeに渡し、次のプロンプトで提案書のドラフトを作成します。

あなたは案件獲得率の高いフリーランスのプロポーザル作成を支援するライターです。 以下の情報をもとに、クラウドソーシング向けの提案文を作成してください。

【案件分析結果】 (ステップ②で得た4点をそのまま貼り付け)

【自分のプロフィール・実績】 (経歴、得意分野、過去の制作実績、対応可能な範囲などを箇条書きで)

【希望条件】 (希望単価、対応可能な開始時期など)

条件:
・最初の2文で「この案件の課題を理解している」ことを示すこと
・テンプレートっぽい挨拶文(「初めまして、〇〇と申します」等)は避けること
・実績は案件の課題と関連づけて1〜2件のみ紹介すること
・文字数は400字程度に収めること
・最後に、次のアクション(ヒアリング・簡単な提案の提示など)を一言添えること

このプロンプトのポイントは、「実績を全部載せない」という条件を明示していることです。フリーランスの提案文でよくある失敗は、「自分はこんなにできます」と実績を並べすぎて、案件の課題への言及が薄くなることです。AIに「関連する実績を1〜2件だけ」と指示することで、案件ごとに焦点が絞られた提案文になります。

最後は必ず人間がチェックする

AIが生成したドラフトは、そのまま送信せず、佐藤さんは必ず次の3点を確認していました。

  • 固有名詞・社名・担当者名が正しいか(AIが生成した文章に誤字や思い込みがないか)
  • 金額・スケジュールなど数字に関する記述が、自分の実情と一致しているか
  • 「AIっぽい言い回し」が残っていないか(「ぜひお力になれればと思います」のような汎用表現は手直し)

この最終チェックに使う時間は1件あたり5分程度。40分かかっていた作業が、分析・生成・チェックを合わせて10分程度まで短縮できたといいます。


5. Notionで「提案テンプレート」を資産化する

一度作ったプロンプトと実績文をストックする

提案書自動化を継続的に運用するうえで効果的だったのが、Notionにプロンプトと実績テキストをストックしておくという工夫です。

佐藤さんはNotionに次のようなデータベースを作成しました。

項目 内容例
案件カテゴリ LP制作 / ECサイト改善 / バナー制作 など
使用する実績文 カテゴリ別に2〜3パターンの実績紹介文
過去の提案文 採用された提案文と不採用だった提案文を両方保存
採用結果 採用 / 不採用 / 返信なし

特に効果が大きかったのは、「採用された提案文」と「不採用だった提案文」を両方残しておくことです。これをまとめて定期的にAIに読み込ませ、「採用される提案文の傾向」を分析させることで、プロンプト自体の精度をさらに改善していくサイクルができます。

あなたは提案文の傾向分析の専門家です。 以下に「採用された提案文」と「不採用だった提案文」をそれぞれ複数貼り付けます。 両者を比較し、採用された提案文に共通する特徴を5つ挙げてください。 その特徴を、今後の提案文作成プロンプトにどう反映すべきか提案してください。

【採用された提案文】 (複数貼り付け)

【不採用だった提案文】 (複数貼り付け)

こうした分析と改善を月1回程度のペースで回すことで、提案文の「型」そのものが、佐藤さん自身の経験値として蓄積されていきます。


6. Before/After:応募数・受注数はどう変わったか

実際の数字の変化を、正直に共有します。

項目 自動化前 自動化後
提案書1件あたりの作業時間 約40分 約10分
月間応募件数 約20件 約45件
月間受注件数 約3件 約6件
受注率(応募件数に対する割合) 約15% 約13%

注目してほしいのは、受注率(パーセンテージ)自体はほぼ変わっていないという点です。提案書の「質」が劇的に上がったわけではなく、「質を落とさずに件数を増やせた」ことが受注件数の増加につながった、というのが実態に近い理解です。

「AIで提案書の質が上がって受注率が爆増した」という話ではなく、「同じ質の提案を、より多くの案件に出せるようになった」という、地味だけれど再現性のある変化です。この「地味さ」こそが、自動化の本質だと感じています。


7. やってみてわかった注意点・失敗談

失敗談①:AIの「実績の盛り」をそのまま送ってしまった

初期の頃、AIが生成した提案文の中で、過去の実績を実際より大きく表現してしまっていたことに気づかず、そのまま送信してしまったことがありました。発注者から実績の詳細を聞かれた際に説明と食い違いが生じ、気まずい思いをしたとのことです。

AIは「説得力のある文章」を作ることが得意な一方で、事実の正確さまでは保証してくれません。数字や実績に関する記述は、必ず自分の目で確認することが欠かせません。

失敗談②:分析ステップを省略すると質が落ちる

時間がないときに、ステップ②(案件分析)を省略して、募集文から直接提案文を生成させたことがありました。結果、提案文の内容が一般的になり、その週の受注率は明らかに下がりました。

「分析」と「生成」を分けるという手順は、面倒に見えても結果に直結するということを、数字の変化で実感した出来事でした。

注意点:AIツールのコストは「投資」として見る

このワークフローを回すには、Claudeの有料プランが実質的に必要になります。月額の費用は発生しますが、1件あたりの作業時間が40分から10分に短縮された分、その時間を新規営業や本業のスキルアップに回せることを考えれば、回収できる範囲のコストといえそうです。


8. まとめ:自動化すべきは「文章」ではなく「思考の型」

今回の事例から見えてくるのは、AIで自動化すべきものは「文章そのもの」ではなく「案件を分析する思考の型」だということです。

提案文という「結果」をAIにそのまま作らせるのではなく、

  1. 案件の本質を分析する
  2. その分析結果をもとに文章を組み立てる
  3. 採用・不採用の結果を蓄積し、型自体を改善する

というサイクルを仕組み化することこそが、AI活用の本質です。これはフリーランスの提案書に限らず、ブログ記事の構成やSNS投稿の文案づくりにも応用できる考え方ではないでしょうか。

もし「提案書を書く時間がなくて応募数を増やせない」という状況にあるなら、まずは今回紹介した「案件分析プロンプト」だけでも試してみてください。1件分析してみるだけでも、案件の見え方が変わるはずです。

なお、今回のワークフローを実践するには、Claude Pro・ChatGPT Plus・Notionの有料プラン(Notion Plus)が役立ちます。それぞれ無料プランでも一部は試せますが、複数の案件を継続的に処理するなら、有料プランへの切り替えを検討する価値があります。

Claudeを学ぶ


FAQ

Q1. AIに提案書を作らせると、案件が必ず増えますか?

A. 必ず増えるとは言えません。今回の事例では「受注率」は変わらず、「応募できる件数」が増えたことで受注件数が増えました。


Q2. AIが生成した提案文をそのまま送ってもいいですか?

A. おすすめしません。固有名詞・実績・金額などの事実情報は、必ず自分で確認してから送信してください。


Q3. Claude・ChatGPTのどちらを使うべきですか?

A. 今回の事例では「案件分析」にClaude、「文章生成」にChatGPTを使い分けていますが、どちらか一方だけでも同様のワークフローは構築可能です。


Q4. このワークフローはWebデザイナー以外でも使えますか?

A. 案件募集文をもとに提案文を作成する形式の仕事であれば、ライター・エンジニア・コンサルタントなど職種を問わず応用できます。


Q5. プロンプトはそのままコピペして使っていいですか?

A. はい。ただし【】内の項目は、ご自身の案件情報・プロフィールに置き換えてご利用ください。


【編集部より一言】

本記事の事例は、知人のフリーランスへの取材に基づくものです。受注件数・作業時間などの数値は本人の実感に基づく概算であり、職種・案件の単価帯・応募先のプラットフォームによって結果は異なります。成果には個人差があることをあらかじめご了承ください。