メジャーデビューをしなくても音楽で食っていくためのホームページ活用術
一人で運転中の車内で、お気に入りの曲なんかがラジオでかかると、
車内で歌っちゃことってありますよね?
でも、ノってきたところで、赤信号にひっかかって、
隣の人と目が合って恥ずかしい思いをすることってありません?(ねーよ)
ええ、つい数日前の話です、私の場合。
テヘペロ♪
さて、そんなこっぱずかしい中年Web制作者の話はさておき、
人にはそれぞれ「才能」というものがありますが、
「音楽」の才能を持っている人って言うのが、
個人的には、一番うらやましいんですよね。
そんな中、先日、
アーティスト(恐らく)の方から問い合わせのメールをいただきまして、
「お!」と思うことがあったんですよ。
問い合わせの内容は、
某有名アーティストのカバー曲をWeb上に発表して、
収益化するにはどうすればよいかという内容でして。
自身が発表する音楽を基点に
ネット上で広告収入を得ようとするものだったんですね。
さすがにカバー曲のCD化は、著作権の問題など超えなければいけないハードルが高すぎますが、
現在では、音楽もダウンロードが主流ですから、わざわざCD化しなくても、
自分の音楽を収益化させる方法はいろいろとあるんですね。
簡単に例を挙げれば、
- 音楽系に特化したSNS、Myspaceを利用して販売する
- iTunesを利用して販売する
- Youtubeパートナープログラムを利用して、「動画を収益化」させる
- 自分でホームページを立ち上げネットショップ的に販売する
などを行えば良いのですが、Web販売はいつも言うように、
参入は簡単だが、利益を出すのは非常に難しいんですね。
では、どうすればいいのか? ここに、僕がたまたま見つけた、
インディーズながら、(ある程度)成功しているだろうと思われる事例を紹介しますね。
東京で活動しているKSQUAREDさんというバンドなんですが、
Youtubeで非常に数多くのヒット曲のカバーを配信しつつ、ファンを掴んでいきながら、
徐々にオリジナル曲を制作・販売し、
現在ではライブ活動を中心に活躍しています。
現在のところ、メジャーデビューはしていないようですが、Facebookなどでウォールを追えば、分かるように
一定の成果を出しているバンドであると言えるでしょう。
いわば、Youtube出身のバンドですね。
彼らのポイントは、
いきなりオリジナル曲で勝負するのではなく、
Youtubeで人気アーティストのヒット曲をカバーして配信したことで、
人気アーティストの楽曲が好きだったファンたちを
自分たちのバンドのファンに転換させていった点です。
皆さんも人気アーティストの楽曲を楽しもうと、Youtubeで検索したことがあることでしょう。
しかし、著作権の関係でアーティストのオリジナル動画はなかなかアップされません。
代わりに彼らのようなカバー曲が検索に上がり、聴いてみたところ、
遜色ないくらいの音楽センスを彼らに感じ、
次第に、
オリジナル曲を聴きたい!
ライブに行ってみたい!
となってくるわけです。
店舗で言えば、
- Youtubeでのカバー曲はフロントエンド商品(=ワゴンセールなどの客寄せ商品)
- iTunesやCDなどのオリジナル曲やライブがバックエンド商品(=本当に買ってもらいたい商品)
ということになり、プロさながらのマーケティングが実施されていたというわけです。
彼らの場合は、純粋に音楽活動に勤しんでいるので、偶然なのかもしれませんが、
いやはや、なかなかのマーケティング力です。
それにしても、音楽の才能があるというのは、うらやましいですね。
僕も昔バンドブームなどに煽られて、
バンドなんかをかじったりもしたものですが、やはり才能がないと続けられないものです。
でも、昔のようにメジャーデビューなんてしなくても、
「音楽で食っていく」というハードルは確実に下がりました。
ただ、やはり先述のお問い合わせされた方のように、
カバー曲では収益化は難しいと思います。
ビジネスの基本は「ナンバーワン」ではなく「オンリーワン」を目指すべきだからです。
ですから、唯一無二のオリジナル曲で勝負できなければ、
特に音楽やアートという世界では、通用しないと思います。
そして、ライブハウスやストリートなど
リアルな場で曲を発表しつづけなければ、やはりファンはついてこれず、
成功の道は難しいと思います。
ですから、オリジナル曲の発表をためらっているようでは、ダメなんです。
こんな僕でさえ、オリジナルの楽曲を制作し、Youtubeにアップしているんですから。
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