BCP対策にも注目を集める海外のレンタル・サーバーとは
近年、事業運営コストの削減やBCP対策を目的に海外のサーバーを利用する個人や企業が増えています。
BCP対策とは一言でいうと「非常時に自社の事業を守る計画」のこと。
昨今は、南海トラフ巨大地震が2035年±5年前後にほぼ100%発生するという京都大学名誉教授・鎌田浩毅氏による説が大きな話題となり、ドラマ「日本沈没」が話題になるなど、緊急事態への対策を大企業が急ピッチで行うようになっています。
こうした自然災害への準備として、いわゆる備蓄や防災グッズなどの命を守るための対策は個人でも行なっている人は多いかと思いますが、ビジネスにおいての準備はできていますでしょうか?
このことから近年、大企業では海外にデータセンターを持つということが行われていますが、スモールビジネスや個人事業の方も海外のサーバーをバックアップサーバーとして’利用することで、緊急時にもビジネスの大切なデータを
そこで今回は、BCP対策として、大企業から個人事業主まで注目されるBCP対策と、スモールビジネスのBCP対策として注目されている海外レンタルサーバーについて紹介します。
BCP対策とは?
未曾有の被害をもたらした東日本大震災(2011年3月)をはじめ、近年は熊本地震(2016年4月)、西日本豪雨(2018年7月)など大きな自然災害が毎年のように国土を襲っています。
そんな中、上述の通り南海トラフ巨大地震が2035年±5年前後にほぼ100%発生するという京都大学名誉教授・鎌田浩毅氏による説が大きな話題となっています。
「今から10年後には、南海トラフ地震のスタンバイが始まる。2035年ぐらいにボーンと来て、ということを考えないといけない」(鎌田浩毅)
🎥【落合陽一】地震、津波、噴火。天災リスクのリアル
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— NewsPicks [ニューズピックス] (@NewsPicks) March 20, 2021
この説が正しければ、2040年までに間違いなく巨大地震が広範囲で起こるということになります。
仮に南海トラフ大地震が起きたとして、自社が被災を免れたとしても、取引先が営業を休止してしまえば互いにビジネスを続けていくことが困難になり、それが連鎖していきます。
さらに、新型コロナウイルスのパンデミックなど、これまで想定もしなかった災害もあり、今後もさまざまな緊急事態が起こる可能性があります。
BCPの対象となる非常事態とは、以下のように分類できます。
- 自然災害:巨大地震・水害・竜巻など
- 外的要因:仕入れ先の倒産・サイバー攻撃など
- 内的要因:バイトテロ、社員や自社の不祥事など
こうした環境下にあって、近年注目が集まっているのが、海外のデータセンターです。
海外のサーバーなどを活用し、クラウド環境に企業資産をバックアップさせておくことで、こうした災害に備えます。
大企業などは海外の大きなデータセンターを持っていたりしますが、個人事業主や中小企業の場合はそうもいきません。
そこで、活躍するのが海外の格安のレンタルサーバーです。
海外レンタルサーバー「Bluehost」とエックスサーバーを比較してみた
BCP対策として、実際に海外のレンタルサーバーを試してみようと感じた人は多いかもしれません。
実際、海外のレンタルサーバーを日本のレンタルサーバーに比べても価格が安いといえます。
例えば、以前、「海外レンタルサーバーで初心者向けオススメ3社を徹底比較」という記事を紹介したが、この記事で紹介した3つ+1サーバーはいずれもスペック的に見て、日本のレンタルサーバーのコスパを上回っていることが理解できると思います。
以下、当方がお勧めするアメリカの格安レンタルサーバー「Bluehost」と、日本を代表するエックスサーバーのスペックを比較してみた。
比較は分かりやすくするために、一番安いプランで比較してみた。
Bluehostとエックスサーバーの比較表
Bluehost (Basic) | エックスサーバー (スタンダードプラン) |
|
初期費用 | $0 | 3300円 |
1年契約料金(月額) | $2.95 | 1100円 |
2年目以降更新時料金 | $9.99 | 1100円 |
無料SSL | あり | あり |
WordPress移行(サイト引越機能) | 無料 | 無料 |
無料ドメイン | 1年 | 永久 |
ディスクスペース | 50GB | 300GB |
リンク |
こうしてみると、ディスクスペースや無料ドメインにおいてはエックスサーバーに軍配がありますが、やはりバックアップサーバとして利用するのであれば、重要なのは費用です。
やはり初期費用が不要というのは大きいですね。
そういう意味では、Bluehostは海外のバックアップサーバーとして気軽に申し込めます。
【まとめ】BCP対策の海外サーバーなら「Bluehost」。スモールビジネスこそ今すぐ対策を
ここまで読んで、BCP対策に海外のレンタルサーバーが効果的ということは理解してもらえたかと思います。
海外のサーバーも意外とコストがかからないことも知ってもらえたかと思います。
もちろん、海外の格安レンタルサーバーはBluehost以外にもたくさんあります。
以下の記事で紹介していますが、海外で10年以上Web制作を行なっている私の感想としては、この3つだけ知っておけば十分でしょう。
Bluehostなら、申し込み方法も簡単ですし、以下の記事でも申し込み方法を解説していますので、ご参考ください。
また契約後の管理も<strongcPanelなので言語を日本語に変更すれば運営も問題ないかと思います。
もちろんサーバーはホームページのバックアップやミラー運営にも適していますが、単純にオンラインストレージととして利用することも可能です。
中小企業や個人事業主の場合だと、災害などのBCP対策にどこまで経費をかけられるかが問題になってくると思いますが、Bluehostなら、とにかくコスパがいいので、申し込みやすい
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