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新しい男性像に気づいたビジネスが勝ち抜ける

 近年、社会問題となっている「ジェンダー問題」は、「#MeToo」のムーブメントに代表されるように、多くの人が女性の問題として意識されています。

しかし、ジェンダー問題は当然、男性にも大きく関わる問題です。

そんな中、広告業界では「新しい男らしさ」をテーマにしたマーケティング手法が注目を集めています。

男性像はこんなに変わった

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jeniffertn / Pixabay

かつては「F1層向け」や「○○女子」「JK○○」といったキャッチコピーをよく耳にしたように広告業界はとかく女性が中心でした。

しかし、2019年に入り、「新しい男性像」を前面に打ち出すマーケテイング手法が注目を集めるようになりました。

例えば、1月、米大手男性化粧品ブランド「Gillette」のCMは「男らしさの定義を見直すきっかけを与えた」として全米で話題になりました。

また、日本では5月、バラエティ番組「新・日本男児と中居」が放送開始。

現代の日本社会に生きる変わった価値観を持つ「新・日本男児」の生活を紹介し、旧日本男児の代表格という立ち位置の中居正広とトークを繰り広げる内容で人気です。

また、男性向け美容関連商品の売上高は、14年から19年までの5年間で約3.5倍に拡大している(楽天)など、今や男性像は大きく変わりつつあります。

このような多様性にフィットした商品やサービスが今後も人気を博すとされています。

世代を超えても変わらない思い込み

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RyanMcGuire / Pixabay

しかしながら、「旧来の男性像」から脱却できない消費者は実際とても多くいます。

人間の精神的活動の8~9割が無意識だといわれ、つまり、人は、これまでに経験したことや、見聞きしたことから知らず知らずに偏った「思い込み」を持っているということです。

これを「無意識の偏見(unconscious bias)」といいます。

そのため、親や先輩、上司から引き継いだ「男は外で稼ぎ、女は家庭で家事・育児」「飯は男が奢る」という環境で育ったため、現代の若者もそれが当たり前と思い込んでいる場合も多いのです。

そのため、現在は、変わりゆく社会の風潮と従来の男性像の思い込みとの狭間に悩む男性が多く、そのジレンマに訴求するマーケティングが効果的だと言われています。

自分の中の多様性を訴求する

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3194556 / Pixabay

そういう意味では、男性向け美容関連商品の売上急増は分かりやすい事例でしょう。

美容商品は、現在の社会的風潮に合致しながらも、従来の男性像に大きく反発するものではないからです。

そして、自分の美について意識することは、「自分の中の多様性」に気づくことでもあるため、先述のジレンマに悩む男性にも受け入れやすいのです。

こうした多様性を訴求するマーケティングを皆さんのビジネスにも取り入れることで、新たな商品やサービスのアイデアが思い付くかもしれませんね。