インスタグラムをマーケティングに活かすための最新事情 2020年上半期編

「インスタ映え」が流行語大賞となってから早3年。

インスタグラムは今やSNSの代名詞とも言える人気のソーシャルメディアです。

そんなインスタグラムは、ストーリーズ広告やショッピング機能の強化など、マーケティング・プラットフォームとしての価値も年々上がってきています。

そこで今回は、インスタグラムの最近の機能やマーケティング・プラットフォームとしての最新事情について紹介します。

「いいね!」がなくなった理由とは?

SNSには付きものの「いいね!」ボタンを令和元年7月に廃止したインスタグラム。

これまでは「いいね!」の数が、そのコンテンツの重要な評価指標となっていました。

しかし、インスタグラム製造部門責任者のヴィシャル・シャー氏は、

「安全なプラットフォームであるには、いいねの数にとらわれることなく、コンテンツに集中してもらう必要がある」と廃止の理由を述べています。

もともと、SNSは口コミによる拡散力に強いという特徴から、マーケティング活用へも価値が高いと認識されていましたが、

インフルエンサーの登場や一般ユーザーにおいても激烈な「いいね!」や「フォロワー数」競争の末、

従来のマスメディアとあまり代わり映えのないメディアへとなりつつありました。

つまり、「いいね!」の廃止は、遠くの有名人より近所の友人の口コミの方が信憑性があるという

SNS本来の魅力に戻ってもらう狙いがあったのだと言えます。

 

ストーリーズのビジネス活用が拡大中

現在、インスタグラムで人気なのが、24時間限定で写真・動画の投稿やライブ配信ができる「ストーリーズ」。

日本だけでも1日に700万以上の投稿があるなど、今やインスタグラムの中心コンテンツとなりつつあります。

利用者の約90%が何らかのビジネス・アカウントをフォローしています。

つまり、SNSでありながらビジネス向けコンテンツも視聴してくれるのがインスタグラムということです。

そのため、ストーリーズ広告の利用はマーケティング上、非常に重要になってきていると言えます。

 

ショッピング機能が強化中!

 
投稿されたアイテムをECサイトに移動することなく、インスタグラム内で購入・決済できる「Checkout」機能があるほか、

ストーリーズに新商品を掲載し、発売日が書かれたスタンプをタップするとリマインドしてくれる

「発売日タグ」など購買行動を訴求する機能は今後も注目を集めそうです。

 

「ググる」から「タグる」へ

電通メディアイノベーションラボ主任研究員・天野彬氏によれば、若年層の行動パターンが「ググる」から「タグる」に変わったといいます。

 

特に最近の若年女性層については、ファッション、グルメスポット、レジャースポットをインスタグラムのハッシュタグから情報を探しています。

 

もはやGoogleで検索もしないんですね。

 

天野氏は「GoogleやYahoo!などのキーワードサーチでは、探したいものが明確に決まっていますが、

『こういう感じの店』といったふんわりした検索には、ビジュアルで探せるインスタグラムの方が重宝されています」といいます。

 

また、探している情報をインスタフラムで探す場合に使われる発見タブは、自分の感覚に近いものが見られる。

 

フォローしていないアカウントからもコンテンツがレコメンドされ、見つけたら「保存」するなど、

 

行動まで促せるのが インスタグラムの特徴です。

 

13~29歳までの若年層の約85%は インスタグラムを見て、何かしらの行動を取っているとのことなので、

 

若者向けの商品やサービスをお持ちのビジネスの場合は、やはりインスタグラムを利用しない手はありません。

 

 

いかがでしたか?

このほかにもインスタグラムにはマーケティングに役立つ機能がたくさんあります。

使い方次第では、これまでは結果の出せなかったSNSからの集客や売上向上を目指せるので、ぜひ活用してみましょう。