Claude Code Agent Teamsで「AI社員チーム」を作る実演ガイド—1人起業家の年間事業計画を30分で仕上げる方法
【概 要】
本記事は、フリーランス・一人親方・個人事業主の方に向けて、Claude Codeの新機能「Agent Teams(エージェントチーム)」を使い、複数のAIをまるで社員のように働かせる方法を、実際の操作手順とともに解説する実演ガイドです。題材は「AIアフィリエイトで月収100万円を目指す」という筆者自身の事業計画。AI戦略コンサル、AIマーケター、AIライターという3人の「AI社員」を立ち上げ、事業計画書・ペルソナ設計・初月のコンテンツ計画までを一気に作らせる過程を、すべて公開します。
【目 次】
- 1人で起業するって、本当に「1人」でやる必要ありますか?
- Claude Code Agent Teamsとは何か——「AI社員チーム」のイメージ
- Claude Code Agent Teamsを使う前の事前準備3つ
- 【初心者向けコラム】そもそも
.claude.jsonってどこにあるの? - Claude Code Agent Teams実演スタート——3人のAI社員を雇う手順
- AI社員チームに「事業計画書」を作らせる具体的手順
- AI社員チームでペルソナ設計と初月コンテンツ計画も一気に作る
- Claude Code Agent Teamsを使ってみてわかった3つの注意点
- まとめ:Claude Code Agent Teamsで1人起業の「孤独」を解消する時代へ
1. 起業って、本当に「1人」でやる必要ありますか?
フリーランス、一人親方、個人事業主、、、。
呼び方はいろいろですが、共通しているのは「全部1人でやる」ということです。
営業も、企画も、制作も、経理も、マーケティングも、SNS運用も、すべて自分1人で。会社員時代なら、それぞれに「専門の同僚」がいたはずです。営業部長に相談したり、マーケ担当に意見を聞いたり、デザイナーにラフを見てもらったり。
でも、独立した瞬間から、そうした「相談相手」が消えます。
私自身、長年フリーランスとして仕事をしてきましたが、一番苦しいのは作業量ではなく「判断を1人で下し続けること」でした。これでいいのか、もっといい方法はないのか、誰かに聞きたい——でも、聞ける相手がいない。
そんな1人起業家にとって、2026年は大きな転機になりそうです。
Claude Codeに「Agent Teams(エージェントチーム)」という新機能が登場し、複数のAIを「社員」のように働かせることができるようになりました。しかも、それぞれのAIがお互いに会話し、議論し、役割分担しながら作業を進めるという、まさに「AIチーム」です。
今回は、この機能を使って、私自身の事業である「AIアフィリエイトで月収100万円達成」というプロジェクトの事業計画書・ペルソナ・初月のコンテンツ計画を、AI社員チームに一気に作らせてみました。
その全過程を、操作画面とともにお見せします。
2. Claude Code Agent Teamsとは何か—「AI社員チーム」のイメージ

まず、Agent Teamsが何なのかを、簡単に整理しておきます。
これまでのClaude Codeは「AI 1人と、あなた1人」の対話でした。質問すれば答えてくれる。指示すれば作業してくれる。優秀ですが、1人で全部やるスタイルです。
Agent Teamsは違います。
あなたが「リーダー」となり、その下に複数のAI社員を雇うイメージです。例えば、こんな構成が組めます。
- AI戦略コンサル:事業全体の方向性、競合分析、収益モデルを担当
- AIマーケター:ターゲット選定、ペルソナ設計、集客戦略を担当
- AIライター:実際のコンテンツ案、記事タイトル、構成案を担当
この3人のAIが、それぞれ独立して考え、互いに議論し、最終的な成果物を共同で仕上げる。これがAgent Teamsの世界観です。
会社員時代に「経営会議」や「企画会議」を経験した方なら、想像しやすいかもしれません。複数の専門家が集まって、ひとつのプロジェクトを進めていく、あの感覚です。
3. Claude Code Agent Teamsを使う前の事前準備3つ
実演に入る前に、最低限必要なものを確認します。
必要なもの:
- Claude Code(バージョン2.1.32以降)
- ターミナル(Mac標準のターミナル、もしくはiTerm2推奨)
- Claude Proまたはそれ以上のプラン(推奨)
確認方法:
ターミナルを開いて、以下のコマンドを実行してください。
claude --version

バージョンが2.1.32より古い場合は、ターミナルでアップデートします。
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
次に、Agent Teamsは実験的機能のため、デフォルトでは無効になっています。有効にするには、設定ファイル(.claude.json)に1行追加するか、シェルの環境変数に追加します。
「設定ファイルって、どこにあるの?」という方も多いと思います。次の章で、確認方法を整理しました。
4. 【初心者向けコラム】そもそも `.claude.json` ってどこにあるの?
「ホームディレクトリの .claude.json を編集してください」と言われても、ホームディレクトリってどこ? そもそもファイルが存在するのかすらわからない——という方も多いはずです。
ここでは、Mac と Windows それぞれの確認方法を整理しました。
Macの場合
方法1:ターミナルで確認(おすすめ)
ターミナルを開いて、以下を1行ずつ実行してください。
cd ~
ls -la | grep claude
結果の見方:
.claude.jsonという行が表示される → ファイルあり(下記画像参照)- 何も表示されない → ファイルなし(新規作成が必要)

方法2:Finderで確認
- Finder を開く
- メニューから 「移動」→「ホーム」 をクリック(または
⌘ + Shift + H) ⌘ + Shift + .(コマンド+シフト+ピリオド) を押す- これで隠しファイルが表示されるので、
.claude.jsonがあるか目視で確認
ドットで始まるファイル(.claude.json など)は、デフォルトでは隠されているので、この操作が必要です。
Windowsの場合
方法1:PowerShellで確認
PowerShellを開いて、以下を実行:
cd ~
dir -Force | findstr claude
方法2:エクスプローラーで確認
- エクスプローラーを開く
- アドレスバーに
%USERPROFILE%と入力して Enter - メニューの 「表示」→「表示」→「隠しファイル」 にチェック
.claude.jsonがあるか目視で確認
編集前に必ずバックアップを取る
.claude.json には、Claude Codeを使い込んでいる人ほど、APIキーやMCP接続情報など重要な設定が大量に書き込まれています。
間違って構文を壊すと、Claude Codeが起動しなくなる可能性もあるため、編集前に必ずバックアップを取ってください。
Mac:
cp ~/.claude.json ~/.claude.json.backup
Windows:
copy %USERPROFILE%\.claude.json %USERPROFILE%\.claude.json.backup
ファイルが「ある」場合の編集方法
すでに .claude.json が存在する場合、おそらく中身は以下のようになっています。
{
"他の設定": "...",
"moreSettings": {
...
}
}
ここに env セクションを追加します。最終的にこんな形になればOKです。
{
"他の設定": "...",
"moreSettings": {
...
},
"env": {
"CLAUDE_CODE_EXPERIMENTAL_AGENT_TEAMS": "1"
}
}
注意: カンマ , の位置を間違えると、JSONファイルが壊れます。エディタは VS Code などの構文チェック機能付きエディタを使うのがおすすめです。
ファイルが「ない」場合の作成方法
Macの場合:
cd ~
nano .claude.json
エディタが開くので、以下を貼り付け:
{
"env": {
"CLAUDE_CODE_EXPERIMENTAL_AGENT_TEAMS": "1"
}
}
保存:Ctrl + O → Enter → Ctrl + X
Windowsの場合:
cd ~
notepad .claude.json
メモ帳が開くので、上と同じJSON内容を貼り付けて保存します。
【代替案】設定ファイルを触りたくない方へ
「.claude.json を編集するのは、ちょっと不安……」という方には、もっと安全な方法があります。
シェルの環境変数として設定する方法です。
Macの場合:
ターミナルで以下を実行するだけ。
echo 'export CLAUDE_CODE_EXPERIMENTAL_AGENT_TEAMS=1' >> ~/.zshrc
source ~/.zshrc
確認:
echo $CLAUDE_CODE_EXPERIMENTAL_AGENT_TEAMS
1 と表示されれば成功です。

この方法のメリット:
.claude.jsonを触らないので、既存設定を壊すリスクがゼロ- 無効化したいときは、
~/.zshrcから該当行を削除するだけ
Windowsの場合:
PowerShellで以下を実行。
[System.Environment]::SetEnvironmentVariable('CLAUDE_CODE_EXPERIMENTAL_AGENT_TEAMS', '1', 'User')
PowerShellを再起動して、以下で確認:
echo $env:CLAUDE_CODE_EXPERIMENTAL_AGENT_TEAMS
1 と表示されれば成功です。
設定が完了したら、いよいよ実演に入ります。
5. Claude Code Agent Teams実演スタート—3人のAI社員を雇う手順
まず、Agent Teamsを使うためのプロジェクトディレクトリを作成します。
mkdir mideax-ai-team
cd mideax-ai-team

ターミナルでClaude Codeを起動します。
claude

起動したら、最初に「こういうチームを作りたい」という依頼を、自然な日本語で伝えるだけです。
私は以下のように指示しました。
私はこれからAIアフィリエイトで月収100万円を目指す事業を始めます。1人で全部やるのは限界があるので、Agent Teamsで「AI社員チーム」を作りたいです。次の3人のチームを立ち上げてください。
1人目:AI戦略コンサルタント(事業全体の戦略、競合分析、収益モデル設計を担当)
2人目:AIマーケター(ターゲット選定、ペルソナ設計、集客導線の設計を担当)
3人目:AIライター(具体的なコンテンツ企画、記事タイトル、初月の投稿計画を担当)
それぞれが独立して考え、互いに議論しながら、最終的に1つの「事業計画パッケージ」を作ってほしいです。日本語で進めてください。

少し待つと、Claude Codeが「チームを作成しました」というメッセージとともに、3人のAI社員が立ち上がります。

イメージとしては、こんな感じです。
- Strategist(AI戦略コンサル):起動完了
- Marketer(AIマーケター):起動完了
- Writer(AIライター):起動完了
これで、あなたは「経営者」、彼らは「社員」。あなたの指示一つで、3人が同時に動き始めます。
6. AI社員チームに「事業計画書」を作らせる具体的手順
最初の指示は、シンプルにこう投げました。
まず最初のタスクとして、「AIアフィリエイトで月収100万円を達成するための事業計画書」を作ってください。3人それぞれの専門領域から意見を出し合い、議論したうえで、最終的に1つの文書にまとめてください。私(リーダー)の判断が必要な部分は、選択肢を出して確認してください。
するとClaude Codeは、まずタスクリストを作成します。これがチーム全体で共有される「ToDoリスト」のようなものです。

作成されたタスク(例):
- 競合状況の調査(戦略コンサル担当)
- 収益モデルの設計(戦略コンサル担当)
- ターゲット層の絞り込み(マーケター担当)
- 集客導線の設計(マーケター担当)
- 月間記事本数とテーマ案の整理(ライター担当)
- 上記をまとめて事業計画書として統合(リーダー監修)
面白いのは、ここから先です。3人のAIが同時並行で動き始めるんです。
画面を見ていると、戦略コンサルが「継続報酬型と単発高単価のバランスをどう取るか」と提案すれば、マーケターが「それなら継続報酬の累積を月収の土台にして、単発高単価を上振れ要素にする設計が現実的」と返す。さらにライターが「だとすれば、記事カテゴリ配分は継続報酬寄り60%、高単価寄り40%が良い」と乗ってくる。
これ、感動しました。会議室で3人の専門家が話し合っているような流れが、画面上で再現されているんです。
私が判断すべきポイントが来たときは、ちゃんとリーダー(私)に質問が飛んできます。
【Strategist→Leader】収益モデルとして、A案(SaaS系の継続報酬中心)、B案(スクール系の高単価中心)、C案(両者のハイブリッド)の3案があります。どれを採用しますか?
私は迷わずC案を選択しました。すると、その判断を踏まえて、3人が再び動き出します。
最終的に出てきた事業計画書は、こんな構成でした。

事業計画書の主な項目:
- 事業概要と目標設定
- 市場分析と競合の状況
- 収益モデル(3つの柱の組み合わせ)
- 6ヶ月のロードマップ
- 必要な初期投資と運用コスト
- リスクと対策
正直、自分1人で書いたら丸2日はかかる内容です。それが、AI社員チームに任せたら約30分で叩き台が完成しました。
7. AI社員チームでペルソナ設計と初月コンテンツ計画も一気に作る
勢いに乗って、次のタスクを投げます。
続いて、ペルソナ設計と初月のコンテンツ計画もお願いします。マーケターはターゲット層を3つの代表的なペルソナに整理してください。ライターはそのペルソナに刺さる記事を初月10本、タイトル案と簡単な構成案までセットで出してください。戦略コンサルは全体のSEO戦略の観点からチェックしてください。
今回も、3人が同時に動き出します。

マーケターがまとめてくれたペルソナ(例):
- ペルソナA:30代後半・本業の会社員・副業で月10万円を目指したい層
- ペルソナB:40代の個人事業主・既存事業の集客にAIを取り入れたい層
- ペルソナC:50代・早期リタイアを見据えて資産形成の一環で副収入を作りたい層
これだけでも、自分1人で考えるよりずっと整理されています。「誰に向けて記事を書くのか」が明確になりました。
続いて、ライターから上がってきたのが、初月の記事10本の企画。
初月コンテンツ計画(一部抜粋):
- 1本目:AIアフィリエイトを始める前に知っておくべき3つの現実
- 2本目:1日30分の作業でAIに記事を書かせる具体的な手順
- 3本目:無料で使えるキーワード調査ツールの組み合わせ方
- 4本目:Search Consoleで「伸びる記事」だけを見抜く方法
- 5本目:ASP登録の優先順位と、最初に取るべき5社
そして、戦略コンサルがSEO戦略の観点からのチェックを入れてくれます。「この10本だと、ペルソナAに寄りすぎている。ペルソナBとCに刺さる記事を最低2本ずつ追加するべき」といった具合に、客観的なフィードバックが入る。
こうして、最終的な初月コンテンツ計画が、12本のバランスの取れた構成にブラッシュアップされました。
8. Claude Code Agent Teamsを使ってみてわかった3つの注意点
ここまで読んで「すごい、すぐ使ってみたい」と思った方もいるかもしれません。ただ、実際に運用してみて気づいた正直な注意点を3つお伝えしておきます。
注意点1:AI社員も「指示の質」で動きが変わる
これは会社員時代の部下マネジメントと同じです。「いい感じにやって」では、いい感じには動いてくれません。「誰に、何を、どんな目的で」が明確なほど、AI社員の出力は劇的に良くなります。
最初の数回は、AIの出力に物足りなさを感じるかもしれません。でもそれは、AIではなく指示の精度の問題です。慣れてくると、自然と「いい指示」が出せるようになります。
注意点2:トークン消費はそれなりに大きい
AI社員が3人同時に動くので、当然ながら通常のClaude Codeより消費トークンは多くなります。私が今回の事業計画書〜コンテンツ計画までを作らせた一連の作業で、**Claude Proの月間制限の3〜5%**ほど消費した感覚です。
月に何度も大規模なタスクを回すなら、上位プランを検討する価値はあります。ただし、1人で2日かけて書く労力を考えれば、十分ペイする投資です。
注意点3:最終判断は必ず自分が下す
これが一番大事です。AI社員チームの出力は素晴らしいですが、そのまま100%採用してはいけません。
なぜなら、AIは「あなたの事業の細かい事情」「あなたの過去の経験」「あなたが本当にやりたいこと」までは知らないからです。AI社員はあくまで「優秀な相談相手」であり、経営者はあなたです。
出てきた事業計画書を読んで「ここは違うな」と思う部分があれば、必ず修正指示を出す。それを繰り返すことで、AI社員もあなたの事業観を学習し、どんどん精度が上がっていきます。
9. まとめ:Claude Code Agent Teamsで1人起業の「孤独」を解消する時代へ
今回、Claude Code Agent Teamsを使って、自分の事業計画を「AI社員チーム」に作らせてみました。
感想を一言でまとめると、こうです。
「1人で起業する」が、本当に「1人」でやる時代は終わった。
フリーランス、一人親方、個人事業主——どんな立場でも、自分1人で全部抱え込む必要はありません。AIに「社員」として働いてもらえば、相談相手にも、企画立案者にも、実行部隊にもなってくれます。
もちろん、AIが万能ではありません。最終判断、リスクの引き受け、人との信頼関係構築、こうした部分は、これからもあなた自身の仕事です。
でも、「考える作業」「整理する作業」「アウトプットを書く作業」——この3つは、AIに任せられる時代になりました。
あなたが本当にやるべき仕事は何か。AIに任せられる仕事は何か。その線引きが、これからの1人起業家の競争力を決めると、私は思います。
次回は、今回作った事業計画とコンテンツ計画をもとに、実際にAI社員チームにWordPressへの記事投稿まで自動でやらせる実演をお届けする予定です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。「自分も試してみたい」と思った方は、まずはClaude Codeのアップデートから始めてみてください。
【編集部より一言】 本記事で紹介しているClaude Code Agent Teamsは、2026年5月時点で実験的機能として提供されています。仕様変更や提供条件の変更がある可能性があります。また、AIによる事業計画やコンテンツ計画の出力は参考情報であり、事業の成果を保証するものではありません。実際の事業展開にあたっては、ご自身の判断と責任のもと、必要に応じて専門家へご相談ください。







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