FacebookとTwitterはどう使い分ければいいの?

 

日豪プレスで連載中のコラムの転載です

 

Facebook(FB)とTwitter(TW)は、

個人はもとより店舗や企業の販促ツールとしてもかなり利用されるようになりました。

どちらも無料ですから、使わない手はありませんが、

よく訊かれるのが、「FBとTW、どちらを使えばいいの? また、どう使い分ければいいの?」

という質問です。

そこで今回は、この2大ソーシャル・ネットワークの使い方のコツについてお伝えします。

 

FBとTWのどちらを使うのが有効か?

これはユーザー数を見ると如実に分かります。

11月現在、FBのユーザー数は豪州で約1,170万人(全人口の55%!)、

日本で約1,630万と両国ともに、かなり多くの人が利用中です。

一方、TWのユーザー数は豪州で約210万人、

日本で約1,300万人とかなりの開きがあるんですね。

ユーザー数を単純に「潜在顧客」と捉えられば、

 

● 日本向けのビジネスならFBとTWの両方、またはTWに特化しても問題ない。
● 豪州国内向けのビジネスならFBに特化して問題ない。

ということが言えますが、

FBの日本のユーザー数は急増中なので、

「結局、FBだけでいいんじゃん!」と思うかもしれません。

しかし、現在のところ、そうではありません。

日本は、TW投稿数が世界第2位で1日に約1〜4億ものツイートが投稿されるTwitter大国です。

テレビなどで扱われるメディア露出もFBよりTWの方が圧倒的に多く、

しかも、日本のFBユーザーの約4割が友達10人以下という統計もあり、

日本向けの場合は、統計上では実はFBよりT Wの方が効果があると言えるのです。

 

FBとTWをどう使い分ける?

FBとTWの両方利用している人も多いですが、

「FBもTWも似たようなもんじゃねぇか」と思って投稿していても

「販促」はうまくいきません。

それはFBとTWとでは「性格」が違うからです。

これは、

 

● FBはファンとのつながりを深化させる
● TWはファンとのつながりを広げていく

という、縦軸と横軸くらいの違いがあるからです。

FBは実名制ですから、1度ファンになると離れにくい性質があり、

秘匿性の高いTWの場合は、その気軽さから、逆の性質を持っています。

つまり、

 

● 既存顧客とのコミュニケーションを深めることが重要な場合はFB
● 潜在顧客へのアプローチを重視し、新規顧客を拡大したい場合にはTW

という使い分けをすることで、

より販促向けの投稿価値が高まるのです。

スマホからちょちょいと投稿できるので、

1日10分、必ずソーシャル・マーケティングの時間を社員に課す会社もあるほどです。

皆さんもぜひ利用してみてくださいね。