インフルエンサーマーケティング ― なぜ、YoutubeとInstagramは企業プロモーションに有利なのか?
今や企業PRや商品・サービスのプロモーションに欠かせないとされている「ソーシャル・メディア」。
大企業ではソーシャル・メディア専門の部署があるほどマーケティングにおいて重要なポジションを占めるようになりました。
皆さんもソーシャル・メディアをビジネスに活用されていることと思いますが、どうやってフォロワーを増やせばよいのか、どんなコンテンツが消費者に響くのかとお悩みの人も多いことかと思います。
そこで今回は、プロモーションに非常に効果的とされているYoutubeとInstagramの優位性について紹介します。
今、企業が注目しているインフルエンサーマーケティングとは?
「インフルエンサーマーケティング」とは、
分かりやすく言うと、芸能人やスポーツ選手といった影響力の大きい人たち(インフルエンサー)がSNSやブログなどを使って商品やサービスを紹介することで一般消費者に対してアプローチしていくマーケティング手法です。
このマーケティング手法は芸能人ブログといった形で10年以上前から存在しています。
しかし、芸能人や著名人による配信は「ステマ(ステルスマーケティング)」などの“やらせ”が問題になったり、従来のマス広告と変わらない考え方であるため、次第に下火となってきました。
ところが近年は、写真や動画といったリッチコンテンツがソーシャル・メディアの主流となり、
ユーチューバーやインスタグラマーと呼ばれる一般人がインフルエンサーとして台頭してきました。
企業はこのユーチューバーやインスタグラマーに着目しはじめました。
これが現在のインフルエンサーマーケティングの主流となっています。
なぜならば、一般人のインフルエンサーの場合は、
芸能人やセレブとは違って目線の高さが同じ所にあるごく普通の生活を送っています。
これがユーザーとの垣根をなくしています。
同時に、それでいてフォロワーが多数いるため、親近感のある情報を多くの人にリーチさせることができます。
芸能人になるより稼げるインフルエンサー
インフルエンサーとなるユーチューバーやインスタグラマーの主な収益はSNSにおける広告収入となりますが、
最近はYouTubeやInstagramなどのソーシャルメディアを活用してフォロワーをたくさん集めることで、
企業タイアップから収入を得ている人も出てきています。
例えば2015年、世界で最も稼いだインフルエンサーは
英国のユーチューバーPewDiePieで年収はなんと1200万ドル(約12億円)です!
日本でもユーチューブやインスタグラムを活用したインフルエンサーに注目が集まっており、
企業からタイアップを申し込まれるインフルエンサーも増えています。
FacebookやTwitterではなく、なぜYoutubeとInstagramなのか?
↑ Instagramではファッション系のインフルエンサーが多い
これまで、ソーシャル・メディアの中心といえば、FacebookとTwitterでした。
確かにこの2つのSNSは、登録ユーザー数も多く、動画コンテンツも投稿できます。
にもかかわらず、なぜ企業はユーチューバーやインスタグラマーにアプローチをかけるのでしょうか?
その答えは第一に、
アクティブユーザー数がTwitter(3億5000万人)よりもInstagram(5億人)の方が多いためです。
また、ユーザー数の多さではFacebookが16億5000万人と圧倒的に多いもののユーザーの中心は30~40代の男女ですが、
Instagramの場合は10代~30代の女性が中心であり、最も購買に結びつきやすいSNSということが言えるからです。
一方、Youtubeはネットで動画を見たことのある人なら、
利用したことのない人はいないといっていいほど、その利用率はデータを引くまでもありません。
ユーザーの年齢層もすべての世代で動画アプリのトップとなっています。
このように、FacebookとTwitterの2強時代は完全に終わりました。
もし、これからソーシャル・メディアを利用したプロモーションを考えているのであれば、
どれがあなたにとって最適か?
もうお分かりですよね。
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