「プレミアムフライデー」をマーケティングに活かすコツとは
2017年2月24日から、日本の官民連携の消費促進イベント「プレミアムフライデー」がスタートします。
これは、毎月、月末の金曜日は午後3時に仕事を切り上げて、外食や旅行などの消費を換気しようとする試みです。
日本人をターゲットとしたビジネスにおいては2017年最初の山を迎えるとも言われる「プレミアムフライデー」。
では、プレミアムフライデーをどのように販促に活かせばよいのでしょうか?
ここでは「小売」「外食」「観光」の3業界に絞って、販促のヒントを紹介したいと思います。
小売:平日昼間からの午後ブラショッピングにアクセントのあるイベントを
小売業界の場合は、やはり店舗に足を運んでもらう時間を増やしてもらう(ECならばネットでの閲覧時間)ことが重要となるでしょう。
単純にタイムセールの時間帯を早めるというのもあるでしょうが、それだけでは賢い消費者は触手を動かしません。
例えば、服飾店であれば、ディナーデートに向けた完全コーディネートのパッケージ販売やスタイリストを招いてのファッションイベントを展開するなど、夜デートに向けて残り2,3時間を有効に使えるイベントを企画するとよいかもしれませんね。
金曜日の3時頃というのは、ティータイムになりがちですが、そこを動かせるアクセントのあるイベントがあると普段にはない売上が期待できるかもしれません。
外食:中食ブームに乗って、ミール・キットの販売
「中食」とは自炊と外食の中間の食事のことで、一般的にはお惣菜やコンビニ弁当のことを指します。
現在は「UberEATS」をはじめとしたデリバリーサービスが中食ブームを牽引しています。
そこで、米国で流行中の「ミール・キット」を販売するというのが良いかもしれません。
ミール・キットとは調理前の食材がすべてパッケージされているキットで、手順どおり作ると本格的なレストランの料理が自宅で楽しめるというもの。
これなら、少し早く自宅に帰って簡単に調理できるので、本格的な料理でもてなすことのできる週末ホームパーティーも可能になりますね。
観光:土日だけでは行けない「2.5日旅」で、1つ上を行くプチ贅沢を
観光は最も需要を換気しやすい業界ではないでしょうか?
従来の「安近短」ブームをそのまま、さらにちょっとした贅沢を加えるだけでも販促できそうです。
フライト時間次第では沖縄・グアム・韓国の週末2.5日旅などは人気が出るかもしれません。
日曜日のレイトチェックアウトやホテルのビュッフェなどさまざまな企画を盛り込んでいけそうです。
いかがだったでしょうか?
この他にも新しい習い事にチャレンジしたり、月末金曜だけ自転車通勤する人なども出てきそうで、「プレミアムフライデー」はあらゆる業種で販促のチャンスが増えそうです。
ポイントはどういう業界にしても「感動的な体験」がテーマとなります。
「週末早く帰れてうれしいな 何しようかな♪」とテンション上がり目な人たちの感情をうまくつついてあげられる企画を考えてみてくださいね。
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