飲食店のコロナ対策は、今こそ顔の見えるマーケティングでファンづくりを
飲食店のコロナ対策は、今こそ顔の見えるマーケティングでファンづくりを
新型コロナウイルスの感染拡大によってさまざまな業種・職種が大打撃を受けています。
かつてないほどの経済危機を痛切に実感している人も多いことかと思います。
私の事業は元々スモールビジネスの売上向上に貢献することが目的ですので、本コラムでも今危機に瀕しているビジネスに少しでも役に立てればと思います。
そこで今回は020年4月5日現在、テイクアウェイでの営業しか許可されていないオーストラリアの飲食店のコロナ対策について、
少しでも売上向上のヒントになりそうなアドバイスをしたいと思います。
焦ってUber Eatsに飛びつくな
飲食店の営業がテイクアウェイのみに制限された日から、多くの飲食店がUber Eatsなどの宅配サービスに参画しました。
Uber Eatsなどが宅配手数料などのクーポンを配布したためです。
「ウチも早く宅配サービスに申し込まなければ!」という焦りはわかりますが、
これはテイクアウェイのみで営業する場合、長期的には損失につながる可能性があります。
なぜならば、Uber Eatsの店側の手数料は国などによって違いがありますが、30%~35%とかなり高いのです。
さらに消費者も宅配手数料が取られ、宅配エリアも限定的です。
つまり、ちょっと足を延ばせばば、自分で無料でピックアップでき、
外出が限定的で、買い物であれば外出できるという雰囲気の今の状況を考えれば、
テイクアウェイ専門の店に利点はほとんどないのです。
つまり、お店側はデリバリーな購入者が増えると考えているかもしれないが、
多くの人はずっと家にいてストレスが溜まっています。
外出する大義名分を欲しがっているのです。
テイクアウェイなら、家でも食べられるが、外でも食べられる。
制限が厳しい中、買い物は許されるのだから、人が少ない公園など
ルールの中で楽しめるのが利点ということです。
そして、配達された食事はソーシャル・ディスタンスのため手渡しではなく、玄関前に置かれてしまいます。
Uber Eatsのような宅配サービスはもともと、
来店客が多く、回転率が高い店が予約キャンセルやフードロスにおける
損失を減らすことに有効なサービスであることに気づく必要があります。
飲食店は街の顔ーお客様とのコミュニケーションの時間を作ろう!
飲食店は街の顔です。
地元色が出れば出るほど、「あの店のあの料理が食べたい」となります。
お店のスタッフは残念ながら、今は時間があるはずです。
ならば、YoutubeライブやインスタLIVEを始めるなどして、
刻一刻と変わる情報に神経が傾いているお客様に発信してみましょう。
営業時間の変更や本日のオススメなど今、発信したいことはたくさんあるはずです。
また、店頭でお客様と会話する時間も普段よりもありますよね?
「一見さんよりリピーター」は飲食店マーケティングの基本です。
今こそ、お客様とソーシャル・ディスタンスを保ちながら
コミュニケーションを取れる企画を考え、リピーターや常連客を増やすチャンスです。
くじ引き大会、大盛り無料、時間指定ピックアップ…
お客様を楽しませるいろいろなことができると思うので企画してください。
いいアイデアが浮かなければ、僕もお手伝いします!
本当に厳しい時期だと思うので、みんなで知恵を絞りましょう!
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