令和最初のクリスマス商戦は、シニア層が使うスマホのECサイトに注目
令和になり、消費税が10%となった2019年のクリスマス商戦もやはりネットショッピングが主力となりそうです。
近年は、クリスマスにおけるショッピングでも、特にシニア層(60歳以降の世代)によるネットでの購買力が上がってきていると言われています。
数年前までは、シニア層と言えばスマホの扱いが苦手という先入観がありましたが、19年9月、ニールセンの調査によれば、すべての世代でスマホのネット利用がパソコンでの利用を上回る結果となりました。
そこで、シニア層が使うスマホのECサイトの動向についてお知らせします。
キャッシュレス決済の普及でシニア層のスマホショッピングが急増中!
19年に入り、国を挙げてキャッシュレス決済が推し進められてきたと同時に、還元キャンペーンなどのお得感から、キャッシュレス決済は若者ではなく、シニア層の間で予想外に広がりを見せています。
日本経済新聞によれば、70歳以上の電子マネー平均利用額は直近5年間で87%増と急増中。
これは、利用額の上限を設定できたり、現金を数えなくて済むというメリットがシニア世代に受け入れられているからだと言います。
また、朝日新聞の調査によれば、50歳以上のクレジットカード利用率は94%と実は「シニアは現金主義」という従来の考えを逆転した調査結果が出ており、スマホによるキャッシュレス決済の利用率も16%と予想外に高いことを示しました。
これらのことから、シニア層のスマホによるネットショッピングが今後も加速するであろうことは容易に予測できます。
特にクリスマスなどの時期には、簡単に購入でき、店舗で買うよりもお得な場合も多いことから、積極的な購入が期待できます。
シニア層に人気のECサイトは「楽天市場」
若者の間ではECサイトの代表格と言えばやはり「アマゾン」。
しかし、日本のシニア層が利用するECサイトは「楽天市場」が83.3%で最も多いというのをご存知でしたか?
もちろん、アマゾンも人気で利用率は70.3%。
しかし、利用率で13ポイントも高いというのは、かなり大きな差があります。
そのため、シニア層をターゲットにしているお店の場合は、アマゾンよりも楽天市場に力を入れるのが良さそうです。
また、特徴的なのは、他の世代に比べて「Yahoo!ショッピング」の利用率が10ポイント以上も高いこと。
60歳以上のシニア層はポータルサイトであるYahoo!の利用率が94.2%と高く、ここからYahoo!ショッピングへと流入してくるケースが多いことも抑えておきたいところです。
いかがでしたか? シニア層のスマホでのネットショッピング利用が、どんどん高まってきそうな気配の今年のクリスマス。ご自身のECサイトも文字や写真を大きくするなど、シニア層も買いやすいように工夫すると、売上増を狙えると思います!
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