ShopifyとWooCommerce、どっちがネットショップを始めるのに最適か?

ネットショップを開業するのは簡単なことではありません。

本記事は、最も人気のある2つのECプラットフォームとされる、「Shopify」と「WooCommerce」を比較し、あなたがオンラインストアを始める際にどちらのECプラットフォームを選択すべきかを決定するのに役立つ内容となっています。

ネットショップを開業するにあたって、ShopifyとWooCommerceのどちらを選ぶか悩まれている方は非常に多いことでしょう。
ネットショップの作成を支援するために設計されたプラットフォームは年々増え続けていますが、データを見ると、この2つが2021年にオンラインストアを作成するための最も人気のあるソリューションとなっています。

1位は、WooCommerceで、世界のトップ100万ECサイトの約30%を動かしており、Shopifyは2位で約18%を動かしています。

ご存知の通り、WooCommerceはオープンソースのWordPressのプラグインであり、Shopifyは独自のスタンドアローンホスト型ECプラットフォームです。

この2つの異なるアプローチWooCommerceがShopifyよりもはるかに柔軟性があり、Shopifyはシンプルに使用できることで知られています。

しかし、ネットショップの始め方として、ECプラットフォームを決めたら、途中で変更ができないことは覚えておきましょう。

そこで、2022年以降、あなたのネットショップに最適なECプラットフォームを選択するために、「Shopify vs WooCommerce」という構図で徹底的に比較してみました。

 

 

WooCommerceの概要

WooCommerceの概要

先述の通り、2021年現在、ネットショップ開業用プラットフォームでは、WooCommerceが一番人気です。

WooCommerceは、単体のECプラットフォームではなく、WordPressのプラグインの1つです。
WordPressを利用したことがない人は、全世界のウェブサイトの40%以上を動かしている、最もポピュラーなサイト構築ツールとして覚えておいてください。

WooCommerceでネットショップを立ち上げるには、まず、ウェブホスティングにWordPressをインストールする必要があります。
次に、WordPressにWooCommerceプラグインを追加することで、普通のサイトから完全に機能するネットショップにに作り替えることができます。

WordPressと同様にWooCommerceも無料です。オープンソースのプロジェクトであり、誰もがそのコードをダウンロードし、編集、またはコピーできます。
これは、WordPress.comとTumblrを運営しているAutomattic社によって開発されたものです。

WooCommerceを利用する最大のメリットは、その柔軟性と手頃な価格です。
WooCommerce自体はWordPressのプラグインで無料ですが、ネットショップをさらに拡張する、公式またはサードパーティのプラグインが何千と見つけることが可能です。
これらのプラグインを使用することで、ショップのショッピング体験を向上させたり、ショップのマーケティングを改善したり、他のツールと接続したり、ショップをより管理しやすくすることができます。
例えば、1万円以上購入すれば自動的に送料を無料計算してくれるプラグインや外貨通貨を自動で行ってくれるプラグイン、請求書を自動的にPDF化してくれるプラグインなど様々なサードパーティプラグインがあります。

また、WooCommerce用のテーマを使用して、あなたのストアの外観をコントロールすることもできます。WooCommerceのテーマは、様々な分野向けに何千種類もあります。

必要な機能を備えた既製のプラグインやテーマが見つからない場合は、ストアの基本コードに完全にアクセスできるため、自分で直接編集することもできます(または、開発者に依頼して編集してもらうこともできます)。

このように、WooCommerceが人気なのは、無料で柔軟性があり、かつ開発者でなくても機能的で安全なネットショップを構築できるからです。

 

 

Shopifyの概要

Shopify

Shopifyは、WooCommerceとは異なるアプローチでECストアを構築していきます。

WooCommerceはオープンソースのプロジェクトで、自分のウェブホスティングにインストールできるのに対し、Shopifyはクローズドソースのホスティングツールです。

つまり、登録すればすぐに使えるプラットフォームです。

しかし、この一見便利なプラットフォームは、あなたのストアを動かすすべてのコードにアクセスすることができないこと、また、ソフトウェアを自分でホスティングできないことを意味します。
その代わりに、Shopifyはあなたに代わってすべてをセットアップしますので、あなたはアカウント登録と商品の追加を始めるだけでよいのです。

このクローズドソース、ホスティングアプローチのメリットは簡単であることです。
ショップを作成するためにソフトウェアをインストールする必要はありませんし、ショップのメンテナンスやセキュリティーもShopifyがすべて行います。

しかし、WooCommerceのようなオープンソースツールが提供する柔軟性と手頃な価格を失うというデメリットがあります。
逆にShopifyがあなたにアクセスを与えることを決めた特定の機能にのみアクセスすることができます。

アプリやテーマでサイトをカスタマイズする機会はありますが、ストアのコードを直接編集することができません。

さらに、ShopifyはWooCommerceよりも月額費用が高価となりがちです(ただし、あなたのストアが実際にいくらかかるかは個々によって異なります)。

 

 

オンラインストアのプラットフォームに求めるべきものとは?

ネットショップ開業に日強いうなプラットフォームとは

ネットショップを開業するにあたり、最適なプラットフォームを選択することは、ストアの成功に不可欠です。

それは、訪問者のために作成するショッピング体験や、バックエンドの管理プロセスの合理化、マーケティングの方法など多くに影響を与えます。
また、プラットフォームには概ね利用料や手数料が課され、それらは長期的に見れば高価であるため、運営コストに直接響いてきます。

また、1度そのプラットフォームに決めた場合は変更ができません。ShopifyからWooCommerceへの移行(またはその逆)は可能と言えば可能ですが、手間と時間のかかる作業であり、その過程で顧客を失うこともしばしばです。

そのため、開業前にじっくりと適切なプラットフォームを選択することをお勧めします。

プラットフォームを選択する際には、以下のような点を考慮する必要があります。

  • 予算
  • 設定や管理画面の使いやすさ
  • プラットフォームでアクセスできる機能と柔軟性
  • 利用可能な決済ゲートウェイ(特にJCBなどローカルなカードが使えるかなど)
  • フルフィルメント(商品の受注から入金管理に至るまでの一連の作業)、在庫管理、会計などのサードパーティ・サービスとの統合)

ShopifyとWooCommerceを比較する際には、これらに焦点を当てて考えていく必要があります。
 

 

WooCommerceとShopifyを徹底比較

では、より詳しくWooCommerceとShopifyを比較していきましょう。
この2つのプラットフォームを14のポイントで比較していきます。
 

 

⒈ 料金

料金はShopifyスタンダードで月額29米ドルで、WooCommerceは無料です。
徹底したサービスとマーケティングにも力を入れたい人は、Shopifyのプレミアム・プラン(月額299米ドル)までアップグレードしたいと思うかもしれません。
例えば、人気のSEOアプリは月々$30かかってきますが、それくらいの効果を求めるならShopifyはプレミアムプランが必要となるでしょう。
何せ、ネットショップ立ち上げたが、マーケティングがダメで全く売れないのであれば、意味がないですから。

WooCommerceのプレミアム・プラグインとShopifyプレミアム・プランの価格設定には、重要な違いがあります。
WooCommerceプラグインは通常1回限りの支払いで、オプションでサポートやアップデートを受け続けるために更新すること可能です。
しかし、Shopifyは継続的な月額料金となるので注意が必要でしょう。

また、Shopifyでキレイなデザインおネットショップにするには、プレミアムテーマが必要かもしれません。
通常、公式のテーマは180ドルで、ほとんどのWooCommerce(WordPress)のプレミアムテーマの約3倍とかなり高価だと言えます。

🏆勝者:WooCommerce

ネットショップの規模や社員数などによっても大きく異なってきますが、ほとんどの人にとってWooCommerceの方が安くなります。
長期的な視点に立てば、WooCommerceは毎月の定期的な手数料を回避することができる点がやはり有利と言えるでしょう。

 

 

⒉ 使いやすさ

WooCommerceは開発者のように専門知識がなくても使えますが、設定方法はShopifyよりも少し専門的です。

WooCommerceでネットショップを作成するには、以下のものが必要です。

  • ①Xserverなどのウェブホスティングと契約する
  • ②WordPressをインストールする
  • ③WordPressにWooCommerceプラグインをインストールする
  • ④WooCommerceの便利なセットアップウィザードを使用して、ストアを設定する

その後、このような使いやすいダッシュボードでストアを管理することができます。
ドメインが既に設定できていれば、ここまでは1時間でくることができるでしょう。
実際のWooCommerce管理パネル

商品をアップロードする時は、このようなインターフェースになります。

WooCommerceの使いやすさ

一方、Shopifyのストアを作るために必要なのは、Shopifyのアカウントに登録し、簡単なセットアップウィザードに従うだけです。
数分後には、このようなダッシュボードからストアを管理することができます。

shopyfyのダッシュボード

🏆勝者:Shopify

WooCommerceも専門知識がなくても利用できますが、使いやすさはShopifyの最大の特徴であり、その点ではShopifyが優位に立っています。

 

 

3.特徴と外部プラグイン

WooCommerceもShopifyもネットショップで必要となる主要な機能を全て備えています。
以下に紹介します。

WooCommerceShopify
生産商品(通常物販:フィジカル・プロダクト)✔️✔️
可変製品(保険などの価格変動型商品)✔️✔️
デジタル商品✔️✔️
ショッピングカート✔️✔️
チェックアウト+ペイメントゲートウェイ✔️✔️
クーポン発行+割引設定✔️✔️
送料計算✔️✔️
税計算✔️✔️
注文管理✔️✔️
顧客管理✔️✔️
売上レポート✔️✔️
スマホアプリ✔️✔️

このように、両方とも機能はその割っていますが、差が出るのはサードパーティなどによる追加機能です。

これらは呼び方が異なり、

  • WooCommerce(WordPress)の場合:プラグイン
  • Shopifyの場合:アプリ

WooCommerceについては、WordPress.orgで58,000以上の無料プラグインが提供されているほか、CodeCanyonなどのマーケットプレイスで数千以上のプレミアムプラグインを見つけることができます。
これらのプラグインのすべてがネットショップ向けのものではありませんが、これほど多くの追加機能があることがWordPressの特徴とも言えるでしょう。

Shopifyの場合、5,700以上のアプリを見つけることができます。WordPressが提供する機能に比べるとはるかに少ないものの、これもネットショップに多くの柔軟性を与えてくれています。

🏆勝者:WooCommerce

どちらのプラットフォームも、ネットショップを作るために必要なすべての基本的な機能を提供していますが、WooCommerceはより多くのアドオンがあり、直接カスタマイズできるコードアクセスによって使い方は無限大と言えます。

 

 

4.決済バリエーション

WooCommerceでは、支払いに関する様々な方法が提供されています。
日本の方には、設定や管理が簡単で実店舗でも使いやすいSquareを利用することをお勧めしています。
Squareプラグインも簡単に設定できるので、その日からネットショップを開業することが可能です。

Squareを利用するメリットについては、他サービスとの比較をしつつ以下の記事にて紹介していますので。参考にしてください。
https://mideax.com/base-stores-square-fees-compare/

まだSquareに登録していない人は無料で登録でき流ので、登録してみましょう。




さらに、WooCommerceはそのほかのゲートウェイを追加することができます。Stripe、PayPal、Authorize.netなどの大手の公式統合プラグインもありますが、ローカルプロバイダを含む小規模な決済ゲートウェイ用のサードパーティ製の拡張機能も多数あります。

WooCommerceでは、デビットカードやクレジットカードでの支払いに加えて、暗号通貨、代金引換、小切手など、別の支払いオプションも簡単に利用できます。

一方、Shopifyは独自のShopify Paymentsサービスを提供しており、デフォルトで有効になっています。
ほぼ強制的にShopifyはこのデフォルトオプションを使用することになります。
他のゲートウェイを使用することもできますが、Shopifyはあなたのプロバイダからの通常の処理手数料に加えて、追加の手数料を請求します。この手数料は最大2%。
また、Shopifyは現金や小切手での支払いもサポートしており、この場合は手数料はかかりません。

WooCommerceShopify
ビルトインの決済システム✔️✔️
サードパーティーの決済システム100以上対応100以上対応
サードパーティーの決済システムを利用した場合の追加費用なし2.0%

🏆勝者:WooCommerce

どちらのツールも大小さまざまな決済ゲートウェイをサポートしていますが、WooCommerceはサードパーティの決済ゲートウェイを使用する際に追加手数料が発生しないことを考えれば、WooCommerceの方がお得です。

 

 

5. カスタマイズ&デザインオプション

WooCommerceストアのデザインをカスタマイズする方法は、大きく分けて2つあります。

  • テーマ
  • プラグイン

WooCommerceのテーマをインストールすると、通常、次のようなネットショップもリアルタイムエディタを使用して簡単にカスタマイズすることができます。
WooCommerceで作成するネットショップ

WooCommerceのテーマが提供するオプション以上のものを使いたい場合は、デザイン専用のプラグインをインストールすることも可能です。
無料のものやプレミアム版などもあるので、慣れれば自在にデザインをカスタマイズできることでしょう。

Shopifyでもデザインのカスタマイズは可能ですが、WooCommerceほどの柔軟性はありません。

Shopifyの基本的なテーマから始めて、ブロックベースのビルダーを提供するShopifyのデザインエディタを使用してカスタマイズすることになります。

🏆勝者:WooCommerce

Shopifyも同様のアプローチを提供していますが、WooCommerceはより柔軟性があります。自社のブランディングやさらにWordPress制作のプロに任せれば、低価格でデザイン性の高いネットショップを立ち上げることが可能です。

 

 

6. 運用・メンテナンスの課題とコスト

ネットショップを開業した後の最大の悩みは、「運用」と「メンテナンス」です。
作ったはいいが、全くメンテナンスできてないのであれば、売上も上がりません。

Shopifyの場合、Shopifyがすべてを処理するため、Shopifyソフトウェアのメンテナンスについては心配ありません。

ただし、Shopifyのバックアップに関しては、おそらくRewind BackupsのようなShopifyのアプリにお金を払って、あなたのストアのデータのコピーを常に持っていることが必要となるでしょう。また、Shopifyのメンテナンス費用は、Shopifyがアップデートを行うとはいえ、毎月$3から$99かかります。

WooCommeerceの場合はWordPressやWooCommerceプラグインはもともと無料なので、更新作業については費用はかかりません。
また、ドメインやサーバーのホスティングにおいても年間契約などの更新が必要です。
これらはそれほど大変な作業ではないものの、ショップをされている方は実店舗や商品の配送などに追われて、メンテナンスや運用する時間がない人が多いようです。

そうした場合には、当方のようなプロの業者に任せても良いでしょう。

当方の場合はネットショップの運用・保守代行を$49〜から行なっています。

月額払いだけじゃなく、ワンオフでのメンテナンス代行も行なっているので、最近、ネットショップの更新をしていないなという方はぜひご連絡ください。

🏆勝者:WooCommerce

Shopifyはワンストップサービスで有名ですが、月額を支払っているので、そこは当然のことでしょう。しかし、さらにバックアップは別のアプリが必要となっている点は、Shpifyかたたサービスの乗り換えができないことを表しています。これでは、ユーザーの満足を得られるのは難しいでしょう。

 

 

7.スケーラビリティ(拡張性)

7. スケーラビリティ
スケーラビリティとは、大量の商品やトラフィックを処理するためのeコマース・プラットフォームの能力のことです。

どちらのプラットフォームも大規模な店舗に対応することができますが、WooCommerceはサーバースペックにもよるので、拡張するためにもう少し専門的な技術を必要とするかもしれません。

🏆同点です

WooCommerceとShopify共に、多くの商品を扱う大規模なストアに対応できるように拡張できます。

 

 

8.サポートオプション

ネットショップを開業した後、サポートに乗ってもらいやすのはどちらでしょうか?
WooCommerceは無料のオープンソースプロジェクトであるため、当社のように専門のサポート業者に依頼をしても良いですし、コミュニティのサポートに頼っても良いでしょう。ありがたいことに、WooCommerceとWordPressはとても人気があるので、ヘルプを見つけるのはとても簡単です。ググるだけでも解決方法が見つかる場合もあります。

一方、月額料金を支払って利用するShopifyの場合、ライブチャットなど、Shopifyのスタッフから直接サポートを受けることができます。
サードパーティーのShopifyアプリの場合は、アプリの開発元から直接サポートを受ける必要があります。例えば、店舗ではSquareを使っていて、ShopifyでもSquare決済アプリを導入している場合は、Squareにサポート受ける必要があります。

🏆勝者:Shopify

Shopifyはやはり月額支払っているだけあって直接サポートチャネルがあるため、優位に立っています。しかし、WooCommerceはコミュニティによるサポートや外部業者もたくさんあるため、サポートを受けるのはかなり簡単と言えるでしょう。サポートは困った時にしか必要がないという場合にはWooCommerceの方が便利かもしれません。

 

 

9.多言語対応

ネットショップを使っているなら、国内に販売を限定している必要はありません。積極的に世界に販売して行きたいところです。
WordPressとWooCommerceは非常に多くの多言語対応プラグインが用意されています。
サイトの完全なローカライズや通貨自動切替えなど、あなたのストアを50数言語に翻訳する人気のプラグインもあります。
一方、Shopifyには、最大5ヶ国語でストアを作成できる機能があります。手動で翻訳を追加することもできますし、サードパーティの翻訳アプリを使用して翻訳を生成することもできます。

🏆勝者:WooCommerce

WooCommerceは、言語を無制限に使用でき、また、翻訳をより柔軟に管理することができます。このことではShopifyを圧倒していると言えるでしょう。

 

 

10.税金の設定

多言語で世界に販売する際に重要な税金の設定。
ShopifyとWooCommerceはともに正確な税率を収集するためのツールを備えています。

WooCommerceは、正確な税率を自動的に計算するために、独自の無料サービス「WooCommerce Taxes」を提供しています。このサービスは、米国とヨーロッパの大部分を含む30以上の国をサポートしています。

また、WooCommerceにはいくつかの設定が組み込まれており、AvalaraやTaxJarなどのサードパーティ製ソリューションもサポートされています。

Shopifyには、米国とカナダのための組み込みの税金設定が含まれており、様々な地域のためのカスタム税のオーバーライドを設定するオプションがあります。WooCommerceと同様に、Shopifyのアプリを使用してTaxJarやAvalaraに接続することも可能です。

🏆勝者:同点です

どちらのプラットフォームもかなり柔軟で、税金計算を自動化するオプションがあります。

 

 

11.出荷方法の種類とコスト

WooCommerceとShopifyともに、内蔵機能またはサードパーティのアドオンなどを利用することで柔軟な出荷オプションを提供しています。
店舗によって、商品の配送にどの業者を利用するか悩むところですが、両者ともDHL、Fedex、ヤマト、佐川、日本郵便などさまざまな業者と連携できるようになっています。

🏆勝者:同点です

どちらのプラットフォームも、カスタム配送計算の自由度が高いです。

 

 

12.ページの表示速度とパフォーマンス

ページの表示速度とパフォーマンスはSEOに関わる重要事項です。
WooCommerceとShopifyのどちらも、読み込みの速いネットショップを作成するためのツールを提供しています。

WooCommerceの場合、ストアの最適化はあなたの責任で行うことになります。
そのため、優良なホスティングの選択、コンテンツデリバリーネットワーク(CDN)のセットアップなどに注意する必要があります。
最適なホスティングと契約すれば、ストアの読み込みを非常に速くすることができます。
当社では、コストパフォーマンスが最適なホスティングサービスを行ってくれる会社として、日本で人気No.1の「エックスサーバー」を推奨しています。
ネットショップをまだ作っていない人やサイトを引越ししたい人は、ぜひ検討することをオススメします。

●エックスサーバー
https://www.xdomain.ne.jp/



Shopifyはあなたに代わってホスティングを行うので、そのパフォーマンス最適化を信頼する必要があります。
また、グローバルなロード時間を改善するためにCDNを組み込んでいます。

🏆勝者:同点です

どちらのプラットフォームでも、読み込みの速いストアを作成することができます。

 

 

13.SEO対策のしやすさ

グーグル検索によるオーガニックトラフィックは、ネットショップの成功に非常に大きな役割を果たすため、SEOはどのECショップにとっても不可欠です。

どちらのプラットフォームでも、店舗のSEOをよりコントロールするために、サードパーティのアプリケーションに頼ることになるので注意が必要です。
つまり、立ち上げただけでは、あなたのネットshソップにお客様は訪れてはくれません。

WordPress/WooCommerceには、以下のような人気のある無料および有料のSEOプラグインが多数あります。

  • Yoast SEO
  • Rank Math
  • All-In-One SEO
  • The SEO Framework
  • SEOPress

多くの店舗は無料のプラグインで問題なくSEO対策できます。また、有料のプラグインを利用してもかなりお手頃と言えるので積極的に使って行きたいところです。

また、WooCommerceでは、サイトのURL構造など、SEOの細かな部分までコントロールすることができます。

Shopifyでは、ネットショップとして最適化を真剣に考えるのであれば、サードパーティのSEOアプリが必要でしょう。
しかし、WooCommerceほど多くのオプションはなく、アプリもかなり高価になります。
例えば、ShopifyのSEOアプリで最も人気のある「SEO Booster」は、プレミアムバージョンでなんと月額30ドルもするのに対して、WordPressのSEOプラグインの多くは年間で60ドル程度です。

さらに、ShopifyはURLのコントロールがあまりできません。
例えば、ShopifyのブログではデフォルトのURL構造を使用しなければなりませんが、これは多くの人にとって好ましくないことです。これは、WooCommerce()WordPress)がより強い分野です。

🏆勝者:WooCommerce

WooCommerceは、SEO拡張機能の選択肢が多く、プラグインもほとんどが無料で手頃です。また、URL構造などに関しても、より柔軟性があり、さすがSEOに強いWordPressというところが言えます。SEOに関してはWooCommerceが圧倒的に有利でしょう。

 

 

14.セキュリティ

WooCommerceとShopifyはどちらも安全です。

WooCommerceは、米国ホワイトハウスやFacebookなど、さまざまな大組織からセキュリティが信頼されているWordPressをベースに構築されています。WooCommerceのコアソフトウェアも強固で、オープンソースであるため、Automatticチームだけでなく、大規模なオープンソースコミュニティの分析による恩恵を受けています。

Shopifyは、オープンソースのプロジェクトではないので、透明性は高くありませんが、セキュリティに関しても非常によくできています。Shopifyは過去において大きな違反はありませんので、Shopifyストアのセキュリティも安心できるでしょう。

🏆勝者:同点です

どちらのプラットフォームも安全であるため、同点となりました。しかし、Shopifyの方がセキュリティに関しては手がかからないので、人によってはそちらを好むかもしれません。

 

 

【まとめ】WooCommerce vs Shopify、ネットショップにどっちが最適か? 早見表

ここまでさまざまな比較をしてきましたが、早見表にしてみたので、見比べてみましょう。

WooCommerceShpify
料金🏆
使いやすさ🏆
特徴と外部プラグイン🏆
決済バリエーション🏆
カスタマイズ&デザインオプション🏆
運用・メンテナンスの課題とコスト🏆
スケーラビリティー(拡張性)🏆🏆
サポートオプション🏆
多言語対応🏆
税金の設定🏆🏆
出荷方法の種類とコスト🏆🏆
ページの表示速度とパフォーマンス🏆🏆
SEO対策のしやすさ🏆
セキュリティ🏆🏆

いかがでしたか?
簡単にまとめればShopifyは、Webサイトに関して初心者である程度、予算がありつつ、手数料分が増えても利益の出しやすい商品を売りたい場合にはお勧めできますが、長期的なネットショップ運営プランを考えれば、カスタマイズもしやすく、サイトの強化をしやすく、SEO対策に強いWooCommerceの方が有利にビジネスを運べると言えるでしょう。

特筆すべきは、やはりスマホやタブレットでカード決済しやすいSquareなどの決済プラグインを簡単に搭載できる点において、日本のネットショップには実はShopifyよりもWooCommerceの方が有利に働くと言えるところです。
実店舗でも多くの店舗で利用されているSquareだけに、すでにSquareを利用している人は迷わず、WooCommerceを選ぶべきと言えるでしょう。

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