WELQ問題から学ぶ正しいコンテンツの作り方
東証一部上場企業「DeNA」が運営していた医療情報サイト「WELQ(ウェルク)」が11月29日、情報の不正確性などの指摘を受けて記事全体を非公開にしました。
また、12月1日には、「CAFY」(飲食)「iemo」(インテリア)「Find Travel」(旅行)といった人気の高いキュレーションメディアを次々と非公開となるなど、大きな波紋を呼んでいます。
今回は、この問題から見える正しいコンテンツの作成についての注意点を紹介します。
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WELQ問題は何が問題だったのか?
WELQは2015年10月にスタートした、健康と医療・ヘルスケア情報を集めたキュレーションメディアです。
DeNA配信のメディアということもあり開始直後から注目を集め、1年後には600万人を超えるユーザーがいたとされています。
きっかけは10月26日にGoogleで「死にたい」と検索すると、WELQの記事が検索上位に表示され、その記事内にアフィリエイト広告が掲載されたいたことでした。
その後、医療知識に乏しいと思われる記事や医療従事者の監修がないなどの指摘が相次ぎました。
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キュレーションメディアの脆弱さ
今回問題となったDeNAの運営する各キュレーションメディアは、どれもその分野でユーザーの評価が高いメディアで、非公開となった今は多くのユーザーを混乱させています。
キュレーションメディアはSEO対策として作成されることも多く、実際は他サイトのコンテンツの一部を変えただけの「リライト」や責任回避のための伝聞形式で書かれることも少なくありません。
そして、これがメディアの命取りになることが分かりました。
WELQの場合、約8000文字前後の記事が月に100本程度アップされるなど、大量のコンテンツが配信されていましたが、その多くがプロのライターではないような人が書いた記事だったことが判明しています。
このように、特に医療記事となるとその信憑性が重要となるため、WELQの問題は非常に社会的責任は重いといえるでしょう。
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■正しいコンテンツの作り方
コンテンツSEOはもちろん、WEBマーケティングにおいて重要なSEO対策です。そこで、コンテンツ制作や企業ブログを掲載するときにはどのようなことに注意すればよいのでしょうか? ここにポイントを列挙しますので参考にしてみてください。
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- 不得意な分野には手を出さない
- 極力記事コンセプトは社内で決定する
- プロのライターに発注する
- コピペ判定ツールを使用する
- 英語サイトなども検索して、ネタがパクリになっていないかを調べる
- キーワードに囚われず自然な文脈を心がける
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いかがだったでしょうか?
Webでのメディアで信頼を失うと、回復するのは難しく、会社の信用にも響くので、ぜひ気をつけたいところですね。
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