今さら部下には聞けない「コンテンツSEO」の基本をチェック

今やビジネスの名刺代わりともなっている「ホームページ」。

中小企業庁のデータでは、ホームページのある中小企業とない中小企業では、「販売先数の増加」において4.3倍もの差が出ていることが判明しています（下記の画像参照）。

ところが、ホームページを持つ会社でも、その9割が「失敗している」と言われています。なぜかと言えば、中小企業ではワンマン経営者の場合が多く、決定権のある経営者の知識が年々複雑化するSEO対策に追いつけず、「ほったらかし状態」になっているからです。

そこで今回は、グーグルの検索結果の順位付けにおいて、現在最も重要視されている「コンテンツSEO」について解説します。

コンテンツSEOの仕組み

グーグルが現在、サイトの順位付けにおいて最も重視しているのが「コンテンツの質」です。そのため、質の高いコンテンツを制作しつづけていくことで、SEO対策は確実に成功します。

では、「質の高いコンテンツ」とは何か？以下に要約しますと、

検索ユーザーに役立つ情報であること
SNSなどで共有されたくなる記事であること
内容がオリジナルであること
文章量が1記事最低1000文字以上あること
テーマに統一性があり、内容が新鮮であること
更新頻度が高いこと

ということが言えます。

特に重要なのは、「オリジナル性」と「文章量」です。

早い話が「人の役に立つ、1000文字以上の記事を、適度にキーワードを盛り込みつつ、毎日のように投稿する」ということが重要ということです。

ただし、書くのが面倒だからと、別サイトの記事からコピペ（目安は10%以下かと）するなどのインチキには、すでにグーグルは対処できるようになっており、そういうコンテンツはペナルティーを食らう可能性があります。

最悪の場合、Google検索からサイト自体がブロックされる場合もあるので要注意です（Yahooも同様）。

ただし、少なくとも上記のポイントを守れば、あなたの会社のホームページの検索順位は3カ月から6カ月以内に、ぐんぐんと順位を上げていきます。

コンテンツSEOの成功事例

さて、コンテンツSEOでの成功事例を１つ紹介します。

グーグルで「育毛剤」と検索すると1位（または上位）に「育毛剤口コミランキング」というサイトが表示されます。

このサイトでは、商品紹介のほか、育毛に関する基礎知識からQ&A、新着情報など大量のコンテンツがぎっしりと書かれています。

しかもコンテンツはすべて薄毛に悩む人にとって非常に役立つ内容です。

このように、特定のテーマに絞って、高い更新頻度で、大量の有益なコンテンツ（ページ）を作ることがポイントとなるわけです。

ですから、あなたが美容室のオーナーであれば、「髪に良いシャンプーの仕方」や「今から流行る髪型」など、あなたの得意分野・知識を活かして、ホームページ上の特定のテーマのブログやニュースなどを書いていけば、自ずとあなたのホームページにアクセスが集まるようになり、結果、お客様が増えるという仕組みです。

良いコンテンツ制作業者の見極め方

とはいえ、専任のSEO担当者でもいない限り、そんな時間はない店舗や企業がほとんどなので、業者に外注するのがベターです。

その際には、ウェブ制作も同時にできる「僕にご発注を」と言いたいところですが、御社にとって最適な業者を比較することは大切ですので、必ず複数社にコンタクトし、見積もりやヒアリングを行ってください。

SEOやWeb制作業を謳っている業者はごまんとあり、中には悪徳な業者もあります。

そこで、ここで「良いコンテンツ制作業者」と「悪徳チックなコンテンツ制作業者」のチェック・ポイントを挙げておきますので、必ず御発注される前に比較・検討することをオススメします。
【良いコンテンツ・マーケティング業者のポイント】
・プロの編集者やライターを抱えている、または、出版や校正の経験がある制作会社
・「コンテンツ・マーケティング」をきちんと標榜しているSEO業者
・大手企業に関わる経験がある制作会社→そのサイトを見れば一目瞭然

【悪徳チックなコンテンツ・マーケティング業者のポイント】
・業者のホームページ自体に新着情報やニュース、お役立ち情報（ブログ）など更新情報の形跡がない→現在のSEO対策に弱い
・「お客様の声」などがわざとらしい→現在のSEOでは大した効果は見られない上、わざとらしいと逆に嘘くさい
・業者のホームページでやたらと画像が使用されており、テキストが少ない→見栄え重視でコンテンツSEOの意識が低い

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