2022年以降もブログで稼ぐために行うべき6つのこと

【概要】
本記事は2021年に変わりつつあるSEO対策のトレンドから、これまでのSEO対策では通じなかったことや2022年以降もしばらく続くであろうやや普遍的なSEO対策について、項目別に解説するものです。


「ブログはオワコン」と言われ早4年ほど。

もはや、かつて有名ブロガーだった人たちはYouTuberや暗号通貨などに収入の基軸を変えていっています。

そんな中に起こった新型コロナウィルスののパンデミックは、ビジネスの世界にも大きな変革をもたらしました。

中でも顕著だったのは、リモートワークの普及と副業ブームです。

農業・資源大国であり、フィジカルワークが盛んなイメージが高いオーストラリアでさえ、2020年パンデミック後にリモートワークを行なったことのある人の割合が実に64%となりました。

もちろんロックダウンがその大きな原因ですが、多くの人が、これまでの通勤時間はなんだったの?と疑問に思う人も多くいたことでしょう。

また、副業禁止という謎のルールが蔓延していた日本において、副業解禁ブームが起きていることも大きな変革と言えます。

このような状況下、2021年現在もコロナ禍にあり、実はブログやアフィリエイトに舞い戻ってきた人や初めてチャレンジした人が急増しています。

ところが、Googleのアルゴリズムは定期的に変化するために、これまで続けてきたこなかった人の中には対応できずに稼げていないという人が多くいます。

そこで、2021年の残りはもちろん、2022年以降もブログやアフィリエイトで稼ぎ続けるために必須となる事項をまとめてみました。

主にはアメリカの複数の専門サイトをまとめたものですが、Googleのアルゴリズムは世界共通ですので、日本版のブログにも通じるはずなので、ぜひ実践してみてください。

 

 

2022年以降も稼げるブログ①更新頻度の重要性が見直されている

かつてブログやYouTubeにおいて「毎日更新!」という無謀なことを掲げている人が多くいました。

毎日更新することに越したことはないですが、重要なのは記事の質です。

また有益ではない記事や情報が古い記事がたくさんストックされているサイトは、

たとえ毎日更新しても、Googleは評価してくれません。

このように毎日更新しなければいけないという間違った情報が流布したため、頑張っても検索順位が上がらず稼げないというブログが大量発生しました。

しかし、2021年に入って、高頻度のブログ投稿でSEOに大きな影響があることがわかってきています。

アメリカのアフィリエイト・マーケティング会社、Niche Website Builders社はニッチなサイトにコンテンツを大量かつ高頻度でブログを掲載するというケーススタディを発表しました。

コンテンツの掲載頻度はこんな感じでした。

  • 2020年12月に15万文字のサイトを立ち上げ
  • 2021年2月にはさらに15万語をブログで追加した
  • 2021年5月にはさらに10万語を公開(FAQ形式)
  • 2021年6月にさらに10万語を公開した

15万語を書いた2月を例にとると、1000字×50本、2000字×25本、3000字×16本だと仮定しても、2月だけで91本、1日3本の短文〜中文の記事が毎日掲載されたことになります。

これにより、同社はわずか2ヶ月で月間10万ページビューを突破しました。

もちろん、これほどの文字数を1人では書けないかもしれませんが、高頻度で投稿することの有用性を示しています。

 

 

2022年以降も稼げるブログ②ドリップフィーディング投稿で投稿スケジュールを一定に

さて、大量の記事を投下できないという個人ブロガーにとっては、投稿頻度を格段に上げるのは至難の技と言えます。

しかし、通常でも3000〜5000ワード程度の記事を書いているという人は少なくありません。

むしろ、高品質の記事を1本上げようとすれば、それくらいの文字数は自ずと必要になってきます。

しかし、投稿の頻度を上げるために、1つの大きな記事を分散して、定期的な予約投稿するというテクニックもあります。

それをDrip-feeding(点滴)投稿と言います。

すでに準備ができている記事をすぐに公開するのではなく、公開を控えるという方法なので、早くランクインさせる機会を失ってしまうのではないかと心配になる人もいるでしょう。

しかし、例えば、毎回月、水、金の20時に投稿することに決めておけば、ユーザーはいつブログの記事がアップされることが分かるため、他のブログへの流出を防ぐ効果があります。

この一定期間にきちんと投稿されるのであれば、1記事はそれほど長文を書く必要はなくなります。

YouTuberが定期更新をするのはこのためで、ブログでも同じことが言えます。

そのためには、1つの記事のテーマを最終的に10〜15万字くらいの大きなテーマで構成することが重要となります。

また、ライティングのスケジューリングを上手に運用する必要がありますが、定期更新をユーザーに宣言することで、必然的にブログを書くようになります。

 

 

2022年以降も稼げるブログ③第三者のレビューをブログにも活用

第三者からのレビューは、ビジネスの公平な視点からの貴重な意見となると同時に潜在顧客に信頼を深めるため、多くのレビューサイトを見かけることができます。

米国のインターネットユーザーのほぼ半数(42%)が、顧客のレビューを製品を購入する動機となると感じています。

ファーストパーティのレビューと比較した場合、サードパーティのレビューも検索者にとってより信頼できるように見える可能性があります。

結局のところ、企業が自社のWebサイトに否定的なレビューを公開する可能性は低いです。

例えば、食べログなんかもそうです。

店舗サイトのブログやSNSのいいね!よりも、食べログを信頼してする人が多いのはそういうことです。

つまり、グルメブログを運営している人であれば、記事の中に自分の意見ばかりを入れてもあまり意味はありません。

食べログのコメントの引用やアンケートサイトなどで独自で集計したものを使って評価することが重要になります。

また、SNSなんかのクチコミを引用する場合には、1人のインフルエンサーの意見ではなく、多数のインフルエンサーの意見を取りまとめて、独自で集計するなどした情報を掲載する方が大事だということになります。

 

 

2022年以降も稼げるブログ④記事の網羅性をもう1段階上に

「記事の網羅性」のSEO効果については、これまでコンテンツをたくさん書いてきた人にとっては周知の事実です。

しかし、「どこまで網羅されているか」というところで悩む人は多いことでしょう。

これはユーザーの検索意図をしっかり把握しているかどうかによってきますが、ユーザーの検索意図を考えるのに役立つのが、Yahoo!知恵袋などのQ&Aサイトです。

Q&Aサイトには、Yahoo!知恵袋の他に、Quora(海外の人はよく使っている)、発言小町、教えて!gooなどがありますが、これらをよく見ていくと、年代や性別によって同じ検索クエリでも、欲している回答が異なってくることに気づくでしょう。

もし、探している情報がそのブログに見つけられない場合は、またGoogleに戻って検索しなおされてしまうかもしれません。

一度訪問したユーザーを逃さないためには、やはり関連記事の情報を内部リンクさせて表示させるブログカードなどが有効だとされてきましたが、最近はこれだけでは足らず、公式な外部資料のダウンロードボタンや引用(Quoteタグ)と出典先リンクなどもうまく絡めることが重要になってきています。

 

 

2022年以降も稼げるブログ⑤記事執筆者(Author)の公開性、透明性を高める

サイトの信頼性を高めることでGoogleの評価を上げることは言うまでもありません。

SEO対策の中で、最もしなければいけないのは、記事の質の向上とサイトの信頼性を高めることと言えるでしょう。

この正攻法ができないサイトは、チートなテクニックを使ってもいずれ検索順位を下げてしまうのです。

そこで重要なのが、記事執筆者(Author)の透明性です。

誰が書いた記事なのか明確になっていることはとても重要です。

しかし、多くのブログでは個人情報を公開したくないのか、著者プロフィール欄でハンドルネームを使ったり、顔写真がイラストやアイコンだったり、著者がどんな人物なのかが不透明なサイトがあまりにも多いことに気づきます。

あなたが読者で、書き手がどんな人物かわからないような記事を信頼できるでしょうか? Googleはそれを評価する傾向を強めています。

執筆者の透明性を高めるのにオススメなのが、著者プロフィールにLinkedinのバッヂを貼ることをお勧めします。

LinkedinはビジネスパーソンのSNSでプロフィール自体が履歴書がわりにもなり、海外の求人では非常によく使われています。

当サイトでも記事のウィジェットにLinkedinのバッヂを貼っています。

また、もちろんですが、著者のプロフィールがサイトの内容に合致していることが大切なので、ブログに合うプロフィール文に変えましょう。

 

 

2022年以降も稼げるブログ⑥記事の“第一印象”を工夫する

人の印象も第一印象が9割などと言われますが、記事の第一印象についても重要度が高まっているようです。

Googleは、ユーザーが検索エンジンからページにアクセスしたとき、最初の画面に読み込まれるすべてのコンテンツを評価するアルゴリズムを持っています。

これを「Above the Fold SEO」と呼びます。

これは、新しいPageExperienceやWebVitalsなど、Googleのページスピードの取り組みの特徴の1つであり、最初の画面に表示されるコンテンツは、読み込み速度と同じくらい重要だとGoogleは明言しています。

つまり、この記事はどんなことが書かれているのかを、俯瞰的に最初の画面で伝えることが評価されるということになります。

分かりやすい例は、ニュースサイトなどで見られる、記事の冒頭にあるまとめ文のようなものです。

本記事もそれに倣い、冒頭部に【概要】を入れてみました。
このようにこの記事が何を伝えるのかを短文でまとめることができれば、メタディスクリプションにも生かすことができます。

一般的なブログもそのようにレイアウトや構成を改善していくことで、SEOが向上するのでやらない手はないでしょう。

 

 

2022年以降もブログで稼ぐことは可能です

いかがでしたか?
「ブログはオワコン」という情報を鵜呑みにして、離れていったプレーヤーが多くいる中、コロナ禍でブログによる収益を上げる人が増えたのもまた事実。

YoutubeもTikTokに視聴者を奪われ、廃れ始めてきているような激動の時代です。
そんな時代にブログなんて、と思う人も多いでしょうが、かつてレッドオーシャンであったブログの海域は再び青さを取り戻しているように感じます。

かつてのような月収100万円といった人はなかなか出ないかもしれませんが、コツコツ頑張ることでハネる可能性があると言えるのは、結局、Googleの業態があくまで広告収入を主力としているためです。

Googleとしては検索がやはり第一のサービスであり、有料なコンテンツは文字であれ、動画であれ、必要であることには変わりありません。

編集機材などもいらないブログやアフィリエイトといった副業はリスクが低いだけに、成功に導くには時間がかかるかもしれませんが、適切なSEOスキルを磨けば、お小遣い程度であればすぐに稼げるようになるでしょう。