【飲食店】お店にお客様が集まらない本当の理由

昨年、日本に出張に行った時のことなんですが、

ある日、京都に行ったんですね。

やはり京都は外国人がすごく多いんですね。

特にアジア人の方が多いという印象を受けたんです。

夕方、仕事も終わり、ホテルにチェックインして、一息ついた後

晩御飯でも食べに行こうと思って河原町の繁華街に出たのですが、

一人旅なもので、静かーなお店でしっぽりしたいなと思って、

うろうろしていたところ、

路地裏にいい感じのホルモン屋さんを見つけたんですね。

ドア越しにみると、店内にはお客さんの姿はなく、店員さんが独り。

おー、お店には悪いが、これこそ僕が求めていたお店だ!

と嬉々として、入店したんです。

内装や店内の雰囲気はモダンでいい感じです。

炭火の七輪で、自分で焼くスタイルで味も非常に旨い!

ビールがとってもススムわけですよ。

ん?

いや、

でも、待てよ。

現在夜7時。

このお店なら、そろそろお客さんがどんどん入ってきてしまうぞ。

ヤバい。。。(何が?)

うーん、静かに食べたいのにぃ~。

そんな中、しばらく独りで大人しく食べていたんですが、

それから全然、お客さんが入ってこないわけですよ。

キッチンにはもう1人いるみたいなのですが、姿は見えず、

店員さんと2人で店内にぽつん。。。。

なんか気まずくなって、店員さんに話しかけたんですね。

「大学生さんですか?」「はい。XXX大学です」「へー、有名なところだね。何回生?」「3回生です」などと続き、

「久しぶりに京都に来たんだけど、京都も外国人が増えたね~。外国人のお客さんも結構、来るんですか?」

「たまーに来ますけどね。一度フランス人が来ました」

「じゃあ、メニューも日本語だけじゃなく、外国語のメニューがあればいいですね」

「いやー、でも、大体こんな感じですよ」

「・・・・・・・・・・・」(アルバイトだからか、やけに正直)

えーと、えーと、こういう時はなんてフォローすれば。。。

あー、そうそう

「やっぱり、日本人だもんね、ホルモン好きなのって」

「いやー、日本とか外国とか関係なく、こんな感じっす!」(笑顔)

「・・・・・・・・・・・で、シューカツは進んでる?」

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お客の集まらない飲食店には理由がある

とまぁ、ビミョーな空気になっていたのは僕だけだったのですが、

とりあえず、

  1. 暖簾を外すこと
  2. 入口を少し開けておくこと
  3. 表の看板(立てかけ式の黒板)に、外国語を追加しておくこと

この3つをやるだけでも、

お客さんはすぐに増えると思うので、

店長に伝えてみてねと言って、店を後にしたわけです。

はたして実践していただけたかどうか。。。

では、なぜ、このようなアドバイスをしたのか理由をいかに説明します。

暖簾を外す理由

暖簾

暖簾があることで、店内の様子が外から見えにくく、せっかくの店内の良い雰囲気が伝わりにくかったためです。

同じ条件で比較した場合、扉が閉じられた店よりも、オープンな店構えの方が集客できるというのは飲食に限らず、店舗マーケティングでは常識です。

ホルモン屋でオープンテラスなんてという固定概念を持っていては現状打破はできません。

まずは思考を逆転することから考えてみてください。

入口を少し開けておく理由

裏路地の居酒屋
2は、お店自体がメイン通りから1本裏手に入ったところにあり、気付かれにくい場所だったんですね。

また、店構えが結構きれいだったので、一見、ホルモン屋さんとは分からなかったです。

そのため、ホルモンの匂いを外に出すことが、この店にとっては有効だと考えたんですね。

冷暖房や周囲環境のために、締め切っておかないといけないという場合もあるかもしれませんが、

飛び込み客を獲得するには、「匂い」は非常に有効です。

看板に外国語を表記しておく理由

京都ではその当時、ホルモン店が結構たくさんあると感じました。

ちょっとしたブームだったのかと思われます。

となると、街には外国人観光客がたくさん歩いていて、外国人観光客も同様のことを感じているはずなのです。

にもかかわらず、外国語でお店の存在を示しているようなホルモン屋さんは皆無でした。

ホルモンという食べ物がどのようなものなのかを理解し、外国人にも安心して入店してもらうには、「Welcome!」など簡単な言葉でもいいので入れておくべきなんですね。

外国語では英語、中国語、韓国語は必須と言えます。

いかがでしたか?

お客が入っていない割に、集客に工夫がなされてないお店はけっこう多いものです。

お店を経営している人は、お店自体に思い入れが強いですから、どうしても主観的になりがちです。

でも、集客や販促を無視していくわけには行かないのです。

どれだけ素晴らしい味とサービスを提供しようとも、知られていなければそれは存在しないのと同じです。

そこを勘違いして、

こだわりという名の怠慢を続けていると、

いつまでもお客さんは集まってくれません。

個人経営の店舗は、大手チェーンなどと違って、マーケティング担当者や店舗デザイン担当者などがいないにもかかわらず、

そういった工夫をしていないことが非常に多いんですね。

だから、チェーン店に負けてしまうのは当然なんです。

料理の味やサービス、店舗の装飾については、必死にがんばるのに、

「お店の存在を知ってもらうこと」には、目が向いていないんです。

でも、ほんの少し工夫すれば、お客さんの数がぐーんと上がることは多々あるんですね。

お店のウィンドウにほんの一枚張り紙をするだけで、客足が変わることもありますから、

ぜひ試してください。

もし、どういう方法がいいのかが分からない人は、

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