初心者でも大丈夫!悪徳業者を見分けるWeb制作業者の選び方
先日、オーストラリアから、お問い合わせをいただきまして、
「ネットショップを運営しているが、
1年以上も経つのに一向にアクセスが伸びんのでサイトを見てくれ!」
と頼まれ、そのサイトを見てみたんですね。
日本人業者による制作だったそうですが、
サイトを一見させていただき、、、、
え~、
あの~、、
その、、、
なんですかこりゃ!?
という状態だったんです。。。
完全にド素人が作ったようなサイトでして。
吉本新喜劇ばりに、椅子からひっくり返りそうになりました。。。
そのサイトの診断結果を少し抜粋すると、以下の通りだったのですが、
[toggle title=”XML宣言/DOCTYPE宣言が記述されていない” size=big open=no]これは簡単に言えば、ホームページ制作における世界基準を無視していることを表します。[/toggle]
[toggle title=”robots.txtおよびsitemap.xmlがFalseになっている” size=big open=no]これは、このサイトが、きちんとGoogleに登録されていないだろうということが分かります。[/toggle]
[toggle title=”メタディスクリプションがメチャクチャ” size=big open=no]「メタディスクリプション」とは、「私たちのサイトはこういうサイトですよ」ということを検索エンジン側に知らせる文言なのですが、この業者、英語が全然分かっていないのか、販売サイトなのに「買います」と書いてありました。[/toggle]
[toggle title=”H1~H3タグが空白” size=big open=no]特にH1タグというのは、SEOに非常に重要なタグなのですがこれが完全に空白になっていました。アクセスが伸びなくて当然です。[/toggle]
他にもツッコミどころはまだまだあるのですが、
ここまでくるとさすがに笑えません。
しかも、そんな状態で管理費をけっこうな料金で取っている上に、
バックアップデータももらえないというのだから、
はっきり言って悪徳業者だったわけです。
無知なのかなんなのか、お客さんにWeb知識がないのをいいことにやりたい放題ですね。
こういう業者がいると、
同じ業界にいる日本人として、こっちの評価まで下がるので、憤りを感じます。
みなさんはぜひ、気をつけてくださいね!
さて、ではWeb初心者でも分かる
良い業者と悪徳業者の見分け方ですが、
一言で言えば、
HPの引越しがしやすいかどうか
を申し込む前に確実に確かめるのが良いでしょう。
ホームページの制作業者はだいたい、
独自ドメイン(HPのアドレス、URL)取得とサーバー管理もサポートしてくれます。
いわゆる「ホスティングサービス」というやつです。
つまり、Web業者の多くは、
ホームページを制作すること自体よりも、
運営・管理費で売り上げがあがっていることが多いわけです。
ということは、
悪徳業者かどうかを見分けるならば、
申し込む前に
「お宅のサーバーのスペックが悪かった場合は、どうやって引っ越せばいいの?」と
メールを1本送れば大体見分けがつきます。
「弊社のサーバーで制作したホームページの移転はできかねます」
みたいな返信が来たら、ブラックです。
ドメインもサーバーも移管することは、いつでもできるのだから。
つまり、運営や管理を牛耳っているのだから、
アクセスやコンバージョンで結果が出なければいつでも解約していいはずです。
そこを渋ってくる業者は良い業者とはいえません。
先ほどの業者のようにバックアップデータを取っていない(もしくは渡さない)
などという業者は、すぐに解約したほうがいいです。
あと、制作業者の制作実績を見て、
見映えだけで決める人がいますが、それも危険です。
Webはアクセスはもとより、
いかに使ってもらうかが勝負なので、
どんな機能があるのかをきちんと見極めてくださいね。
- 自分で更新できない
- 画像ばかりでテキスト情報が少ない
- 写真には凝っているが中身がスカスカ
- いまだにFlashを用いている
- スマートフォンの最適化ができていない
などのサイトを作っているところは、
正直、ビミョーです。
また、Webを使って、どんなお客さんにどのように利用してもらいたいのか
ここにじっくりと時間をかけてください。
また、ネットショップの場合には、
デザインだけで決めてはいけません。
というところを強調しておきます。
楽天のあのきれいとは決して言えないデザインには、
売り上げを上げさせるための重要な秘訣が隠されているのです。
(詳しく知りたい方は僕までご連絡を)
上記の業者のようなSEO知識の全然ない業者は論外ですが、
ネットショップの場合はマーケティングの知識が重要となります。
なぜならば、ネットショップはWebの分野というより、
ビジネス・経営の分野に近く、
営業で上手に話すように、ネット上の写真とテキストで
いかに潜在顧客を誘導し、クロージングできるかにかかっているからです。
ですから、アクセスを集めるためのSEOはもちろん、
「購入」のクリックを押させるためのコンバージョン率を上げるにはどうすればいいかを
話せる業者じゃないと、
作ったはいいが全然アクセスがない。
アクセスはあるが全然売れない。
ということになってしまうわけです。
ちなみに、mideaxの場合では、
ネットショップを作る希望があっても、
もし、ネットで売れそうにない、
もしくはネットショップを作っても売れそうにないと思える場合は、
インターネットには参入しない方がいい
とさえアドバイスすることがあります。
インターネットで販売することは、実店舗で売るよりも難しい商品もありますし、
売れるためにはそれ相応の広告費がかかることも多々あります。
今、個人事業でネットショップを始めようと考えている方は、
売ろうとしている商品がネットでどのくらい競合がいるか、
はたまた重要なキーワードがどれくらい検索されているかくらいは、
まず自身で調べられるようになるくらいの心構えが必要です。
「親切丁寧に売れるショップサイトを作ります」などという
甘言に乗ってしまっては、
Web制作業者の思うツボです。
ネットショップを持つということは、
実はそれくらいの気合は確実に必要なんですね。
いや~、それにしても今回の出来事には、ちょっとびっくりでした。
いまだにそんな業者があるとは、という感じです。
結構、全豪に手を広げている業者らしいですが、
同じ業界の人間として恥ずかしい限りです。
mideaxはオーストラリアもそうですが、
日本からも依頼を受け付けているため、
解約などのトラブルも起きないように
基本的には、ご本人様にサーバーをレンタルしてもらっています。
ええ、日本のサーバーは優秀なので、正直、
そこらへんのオーストラリアの格安業者とは、
サポート面でかなり自信はありますよ。
日本の全国Web制作会社リストにも掲載していますから、
冒頭のような業者とは、ぜひとも一緒にしないでくださいね。
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