ロシアのサイバー攻撃激増でアンチウイルスソフト「ESET」が注目される理由とは?
本記事は、2022年2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻から派生した、日本で続々と起きているサイバー攻撃について、中小企業や個人事業主などがどのように被害を防ぐかについて考察し、その方法について紹介します。
無料のアンチウイルスソフトを利用している人やパソコンやスマホでのセキュリティーにこれまで対策をとってこなかった人に向けて配信します。
2022年2月に始まったロシア軍によるウクライナ侵攻は世界にさまざまな恐怖と懸念を広げています。
テレビ朝日の報道によれば、国内1万5000以上のサイトを対象にした調査の結果、2月16日以降、不正アクセスや不審者による攻撃などが直近の3カ月平均と比べて25倍に増えているとのこと。
これがロシアからの攻撃だと完全に特定することはできないが、サイバー攻撃をLiveで伝える「Fire Eye」を見るとやはり多くのサイバー攻撃がロシアから発信されていることがわかります。
もちろん、これらのサイバー攻撃は日本だけに向けられたものではないですが、3月1日にトヨタ自動車の国内全工場が停止するなど、経済的にも大きな影を落としています。
トヨタのような大企業の場合はセキュリティーも万全にしているかと思いますが、関連会社などの中小企業が狙われるというケースは今後も増えると同時に、一般の個人に向けてのサイバー攻撃も同時に増えています。
そこで、今回は現状のロシアによるサイバー攻撃から個人がどうすれば防御できるかについて紹介します。
【目 次】
1. サイバー攻撃が他人事だと思っている人へ
2. アンチウイルスソフトが入ってないパソコンでも大丈夫だという迷信を信じる人々
3. 定番のアンチウイルスソフトとロシア製「カスペルスキー」にスパイソフト疑惑が
4. ロシアのサイバー攻撃激増でアンチウィルス「ESET」に注目が集まる理由とは?
1. サイバー攻撃が他人事だと思っている人へ
「サイバー攻撃」と聞くと、まるで一大組織が巨大企業や政府などを対象にしたシステム停止や金融機能の破壊、個人情報の流出などと考える人も多いかと思います。
しかし、実際は個人に対してのサイバー犯罪と国家などへのサイバーアタックとの境界線というのはそれほど明確ではありません。
例えば、アノニマスのように国際社会に対して行うサイバー攻撃はハッカー(集団)が特定のシステムやサイトに対して狙い撃ちをするわけですが、これは目的が明確で限定的です。
個人へのサイバー攻撃の場合は、分かりやすく言えばハッキングの自動ツールなどを使って、無差別にマルウェアを仕込んだり、個人情報を流出させようとするので、自分には大した貯蓄もないし狙われたりしないだろうと考えるのは大きな間違いなのです。
やられたら最後、銀行の貯金が一切合切なくなっていたり、パソコンやスマホが使えなくなったりするので、修正ややり直しなどは効きません。
2. アンチウイルスソフトが入ってないパソコンでも大丈夫だという迷信を信じる人々
かつてはMac Osには独自のセキュリティプログラムが組み込まれているため、アンチウイルスソフトは不要だという説が流布していました。
また、Windows10や11では標準で搭載されているWindows Defenderで十分サイバー攻撃を防げるという人もいます。
確かにこれらのプログラムは、メーカーであるAppleやMicrsoftが強化してきたのは事実です。
しかし、不十分であるはずがありません。
なぜならば、現にサイバー攻撃の被害になっている人たちが増えているということこそが何よりの証拠です。
例えば、マルウェアは日々、常にデートされ、少しのセキュリティホールで侵入してきます。
実際被害に遭っていることも知らずにパソコンのOSを古いまま放置している人は非常に多いのです。
「普段はスマホしか使わないから」という人などは要注意です。
だからこそ、どのデバイスにおいてもアンチウイルスソフトは必須だと確実に言えることができるのです。
3. ロシアのサイバー攻撃激増でアンチウィルス「ESET」に注目が集まる理由とは?
アンチウイルスソフトが重要なことはわかったけど、実際、どのソフトを選べば良いのかがわからないという人もいることでしょう。
有名どころでは以下のようなものがある。
【ウイルスバスター】
日本製のウイルスバスターは3年版を購入すれば月額340円と格安。ただ、セキュリティーの強さは、どうなんでしょ?
定番と言われるノートンは世界で一番利用率が高いが、解約する手続きが非常に面倒ということでPC初心者は避ける傾向
【カスペルスキー】
さて、問題はこロシア製の「カスペルスキー」。昔から無料版でも検知できるということで日本ではAndroidスマホ用として人気だったが、3月15日、英国営放送BBCが利用しないよう勧告しています。
ドイツのサイバーセキュリティ当局は、ロシアに本社を置く会社Kasperskyのウイルス対策ソフトウェアを使用しないよう警告しています。
Germany warns against Russian anti-virus use – BBC News https://t.co/r8i0NnHrgA
— ぼくはこへいた (@Cherish_my_Time) March 16, 2022
4. ロシアのサイバー攻撃激増でアンチウィルス「ESET」に注目が集まる理由とは?
このようにアンチウイルスソフト業界でもロシア製品の排除が見られる中、注目を集めているのが、ESETです。
ESETは日本でも有名なアンチウイルスソフトで、インストールすることでPCの動きが重くなりがちなものが多い中、
サクサク動く!と評判です。
また価格も平均より安い方であり、日本ではキヤノンが販売代行しているところが安心かと思います。
さらに、最近、注目を集めているのが、このESETが反ロシア国家であり、NATO加盟国であるスロバキア製である点。
これまでもロシアのサイバー攻撃の恐怖については特に重視して対処してきた会社だけに信頼ができそうです。
#Ukraine has been under attack not only from Russian military forces but also from various #APTgroups. Our latest webinar outlines the most notable attacks, including the #HermeticWiper campaign that started just a few hours before the invasion. https://t.co/wrq8cADutu 1/2
— ESET research (@ESETresearch) March 11, 2022
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ESETのインストールの方法などについてはこちらの記事でも紹介しています。
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